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雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3
続きです。
日付は変わって7/26です。
昨晩は室堂センターで生ビール(¥800)を飲んで至福の一時を過ごした。
京都は36度と聞くが、ここは気温12度、薄いフリースを着てもやや寒く感じる。
20:30消灯。普段の生活では考えられないが、ご来光を拝むため早々就寝。
外から子供達が夜空を見て歓声をあげているので、明日は快晴か?

早朝4:00起床。既にご来光を見ようと登山者が動き始めている。
出遅れながら山頂へ向かう。途中、登山者の渋滞ができて頂上までノロノロ歩行。
気温は体感で5度、ガスの上に強風で寒さが増す。
日の出予定時刻は4:50、残念ながらガスで何も見えませ~ん。残念!
仕方なく下山するが、ガスが切れて登りでは気付かなかった景観が現れた。
そう、登山道は花に囲まれていたのだ。足下には”イワキキョウ”が満開。

雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_11203019.jpg雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_11243655.jpg
満開の花を見て眠気も一機に吹っ飛び、センターに戻ってゆっくり朝食を摂る。
センターからは次々と団体客が出発していき、天候も回復し始め久々に太陽が顔を
出し始めた。ガスは消え昨日見えなかった”別山”もくっきり見える。もう少し早ければ・・
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我々も下山開始。観光新道とも考えたが南竜馬場の風景を家族に見せたいという
思いもあってトンビ岩コースを辿ることにした。後述、大変な事になるのだが・・・
室堂センターを出て直ぐに予想もしていなかったことが発覚。登山道が雪渓に覆われ分からなくなっていたのだ。(オイ、オイ!)
幸運にも雪渓の対岸に数名のパーティーが休憩していたので、それを目標に雪渓を横断。
横断後は、木々で狭まった登山道を虫に追われながらトンビ岩に到着。
天候は完全に回復し汗ばむほどのピーカンに変貌。(ヤレヤレって感じ)

雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_11462766.jpg雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_11463864.jpg

トンビ岩で大休憩とし、再び下山を開始。ここからが、もっと大変だった。
再び予想に反し激下りの道で雪渓に阻まれることになった。
今回は、激下りの途中。雪渓を一歩踏み外すと滑落事故にもなりかねない。ましてや未経験者2名。
でも神は見捨てなかった。さっきと同じく逆に雪渓を登ろうとするパーティーに遭遇。
先ずはパーティー達に登ってもらい、その跡を我々が下りれば間違いはない。
ただ、かなり急な斜面を下りるので家族にキックステップを教え慎重に難所を乗り越えた。
(赤い屋根は、南竜荘)
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下って来た雪渓を振り返る(写真の上部の雪渓箇所)
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この雪渓から溶けた水がこぼれ落ち、それをシェラカップで一機に飲み干す。
いや、最高!甘くて旨ェー!
癖のない冷たい水、命拾ったって感じでしょうか?(大袈裟な)

雪解けの一滴が川となって流れ行く姿を傍らにみながら南竜馬場・南竜荘に到着。
南竜ではトイレ休憩。奥方様にはトイレが綺麗だったと評判。
私は夏の涼風を感じ、しばし爽快な気分を満喫しエコーラインを登るパーティーを遠望するのだった。
南竜馬場を出れば、南竜道経由で分岐まで行き砂防新道に入って別当出合を目指す。

雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_12182286.jpg雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_12183487.jpg
砂防新道に入ると老若男女問わず多くの登山者が登ってくる。
特に目につくのは、テント泊登山者だ。何でわかるかって?
ザックの大きさやテント用の支柱をザックの横に差し込んでいるので分かるのだ。
テント泊の年輩(60才以上?)者に遭うと、そのモチベーションに自然と頭がさがる。
「こんにちは」と声掛けしても返ってこないけど、登るだけでも凄いよ!お爺さん!

下山するにつれ気温は上昇し汗が拭けども拭けども溢れ出る。日差しもきつく
さっきまで寒さに震えていたのがウソのようだ。
猛暑の中、”中飯場”で昼食を摂る。(暑くて食べ物が通らない)
ここから一機に別当出合まで下山する。吊り橋が見えれば山行の終わりは近い。

雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_1235189.jpg雨男、花真っ盛りの白山を満喫する。-3_f0073587_12412275.jpg
バテバテの奥方様も吊り橋を見ると足取りが軽くなったようで
無事怪我もなく別当出合の吊り橋を渡り山行を終えた。
by mido811 | 2008-08-02 12:42 | 白山 | Comments(2)
Commented by nori-126 at 2008-08-09 23:22
midoさん お天気がもうひとつでしたが、別山の姿はいいですね。雪渓を下るのは怖かっただろうと思います。無事通過できれば、夏山としては楽しい経験ということになるのでしょうが。雪渓が残っているくらいなので、もう少し遅い方が花の盛りなのでしょうか?私が30年前に行った時の記録には、ハクサンフウロ、コイワカガミ、ダイモンジソウ、クロユリ、ハクサンコザクラなどがみられたと書いていました。
 お盆休みに山に行く予定をしていますが、いい天気で沢山写真が撮れればいいのですが。
Commented by mido811 at 2008-08-11 01:48
ノリさんへ
別山の雄姿はいつ見ても素晴らしいものがありますね。
写真ではあまり怖さは伝わらない?かと思いますが、実際にみるとかなりの
傾斜で滑落すると・・・冷や汗ものです。
白山の花の時期ですが、仰る通り今年は雪が多いせいか8月中も大丈夫
そうです。NHKのニュースで一昨日でてましたから?
丁度、私がリンクしているビスターリさんもついこの間白山へ行かれた
ようですのでチェックしてみてください。
良い写真が撮れることをお祈りしています!


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