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雨男、五郎に双六、笠はなし-1
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【北アルプス/折立-黒部五郎-三俣・双六・新穂高縦走山行】
9/15 15:20名神高槻バス停⇒19:35富山駅前着(富山地鉄ホテル泊)
9/16  6:25富山駅前(バス)⇒8:10折立着⇒非難小屋⇒折立キャンプ場(幕営)

9/17  8:23折立発⇒10:32三角点⇒12:34五光岩⇒14:18太郎平小屋⇒15:00薬師峠キャンプ場(幕営)
9/18  6:40薬師峠キャンプ場⇒7:05太郎平小屋⇒7:14太郎山分岐⇒9:02神岡新道分岐
    ⇒9:12北ノ俣岳着⇒10:12赤木岳⇒11:33中俣乗越⇒14:13黒部五郎山頂着
    ⇒16:40黒部五郎小舎キャンプ場(カール経由)
9/19 7:00黒部五郎キャンプ場⇒9:05黒部乗越⇒9:40三俣巻道分岐⇒10:45三俣蓮華岳着
    ⇒12:45双六分岐⇒14:02双六岳山頂着⇒14:55中道分岐⇒15:37双六小屋キャンプ場(幕営)
9/20  6:40双六小屋キャンプ場⇒6:40花見平⇒8:40弓折岳⇒9:35鏡平山荘⇒11:05シシウドケ原
    ⇒12:17秩父沢⇒13:03小池新道入口⇒13:24わさび平小屋⇒13:51笠新道登山口
    14:38林道ゲート⇒14;46新穂高ロープーウェイ⇒16:03(高山行バス)⇒17:35高山駅
    18:55JR高山発(名古屋行特急ひだ)⇒21:34JR名古屋(新幹線)⇒22:15JR京都
    22:35JR高槻

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9月15日(日)、16日(月)
とうとうこの日がやって来た。
しかし、初っ端からバスチケットを会社へ忘れるというアクシデント発生。
3年というブランクを感じさせる出来事に追い討ちをかけるように台風が襲来だ。
13:30名神高槻バス停へ自宅からタクシーで向う。
名神高速は事故渋滞らしく全線で車が止まっている。バス停には用を足しに
来る者やナビで確認したのか近くのコンビニに買出しへ向うものが次々に車が停車。

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しかし肝心のバスは一向に姿を見せず。
今までの経験から2-30分は平気で遅れてくるので慌てはしないが
さすがに1時間を超えると何も情報が無いことに不安を覚える。
ひょっとしたら通り過ぎたのか?(そこまでゴケちゃいないよ)
結局、1時間10分遅れで富山行きの阪急バスは到着した。

乗車して大津辺りまでは雨が降り続くが八日市を過ぎ福井の手前までは
小康状態が続いたためまさかだが淡い期待を持つ。
だが、福井県に入って以降は見事に淡い期待は消され日本海沿いになると
いかにも台風の雨風となって富山に到着するとどうなるのかだろうと心配になった。

バスは運転手さんの段取りの良さで空いているPAでトイレ休憩を済ませ
70分遅れを30分遅れまでに縮め富山市内に入った。
終着の富山駅に到着すると今までの雨風がウソのように止んでいて
今回の山旅が幸運に恵まれるという確証というより思い込んだ。

富山には駅前にある富山地鉄ホテルに宿泊。
部屋に入るやNHKのデータ放送の雨雲レーダーに釘付けになる。
現地の予報では明日は13:00くらいまで雨が降るものの
ピークは10時くらいで以後は小康状態になるというもの。
その夜はテレビをつけっ放しにして就寝。

さて、登山当日16日(月)がやってきた。
窓にはたたきつけるような雨が・・・。
天気予報では大雨洪水、土砂崩れ等々の警報が目白押しだ。
これではバスは運休かと思っていた。
駅前のバス乗り場へ急ぐと何と既にバスが待機し
バスの車掌が予約者リストをチェックしながら乗車を促していた。

自分を含め乗車はたったの5名。
1-2名を除きベテランっぽい風貌の登山者ばかり。
こんな時に来るのはよっぽど変っている。
バスも折立への林道が通行止めでないという理由から通常運行するらしい。
こちらもまた変ってる。
登山者の汚れを嫌ってかオンボロバスだが、運転手はベテランのようで
手馴れた運転でガンガン進み定刻よりも早く折立に到着した。

雨は予報とおり時間の経過と共に強くなりはじめた。
一旦、折立の非難小屋へ向かい降雨のピークである10時まで待つことにした。
しかし、自分と埼玉から来たKさん以外は姿がなくそのまま登ったと見られる。
小屋には、下山者が次々と駆け込んで来る。
富山までタクシーは16,000円程度かかるので乗車できる人数でグループをつくり
下山して来るのだった。当然、山の状況はその人たちを見れば一目瞭然だ。
全身ぬれネズミで、靴を脱げば水が一気に流れ出る。
過去、白馬縦走の時に台風を経験をしているので正直同じ目には遭いたくない。

ポケットラジオで台風情報を収集すると京都の桂川が氾濫している?らしい。
これだけでも尋常でない状況が察知できた。
北陸では金沢市内の川が氾濫しかけているようだが、よくバスが走ったもんだと改めて感心する。
ピークの10時を過ぎ雨は小康状態になるどころか風も雨も逆に強くなり始めた。
ラジオの情報では台風が日本海側に停滞している秋雨前線を刺激し今日いっぱいは
雨になると予報が変わった。

最初、埼玉のKさんと雨が続けば非難小屋で一泊もありだねと言っていたが
冗談がどんどん本気になってきた。
そこにデンジャラスな知らせが入った。
バスを富山まで運行するので非難小屋の鍵を閉めるから出て行って欲しいといわれる。
ここは管理人がいない代わりにバスの運転手が鍵を管理しているのだ。

この非常時によくそんなことが言えたもんだ。
だったら何のための非難小屋なのだ?と目が訴えていたのだろう。
その運転手は「気の毒だから富山から折り返して帰って来るまで空けておく」と言ってくれた。
と言っても富山行きのバスの出発時刻14:00までだが・・・。

相変らず天候は一向に変わらない。
12:30をまわりバスが富山を折り返して帰ってきた。
そこへ関係者か12:00現在累計降水量が70mlを超えたことを告げにきたようだ。
ついでに80mlが制限降水量らしくそのときは林道を通行止めにするらしい。
ということは、14:00に出発するバスは微妙になる。
13:30再び関係者が来て80mlを超えたことを告げにきた。
バスや下山する車は、国交省の事務所で待機になるらしい。
おまけに非難小屋は閉鎖し我々は追い出されることになった。

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さて、どうする。
しかし、埼玉のKさんはするどかった。
既に先読みし次に非難する場所を確認。ついでにテント場も確認していた。
移動先はテント場のトイレである。
中には腰掛けられそうな長椅子、入口にはシャッターが完備していた。
暫くすると、どこからか松本から車できたという登山者が現れた。
事情を説明すると我々を気遣うかのように山の話で盛り上がり
あっという間に16:00を過ぎていた。
16:30先程の天候が小康状態になりやがて雲が切れ始め青空がのぞく。
17:00をまわると今度は日が差し始め周囲を明るく照らした。


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松本から来た登山者は自分の車に戻り
我々は、芝生でフカフカの折立キャンプ場に幕営準備に取り掛かった。
それからも下山者はいたが、80mlの降水量が直ぐに減少するわけでもなく
結局、国交省の事務所に連れて行かれた。


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もちろん我々は、被害もなく折立キャンプ場で安らかな夜を迎え
明日に備えることとなった。

・・・続く。
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by mido811 | 2013-09-23 20:46 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(0)
雨男、五郎に双六、笠はなし。
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2013年9月21日(土)

昨日、高山から無事帰宅しました。
初日の台風直撃から一転快晴になり申し分ない縦走でしたが
体力、いや運動不足で今回のメインともいえる笠ケ岳を断念
せざるを得ず計画途中で下山となりました。

初日の折立行きバスに乗車したのは5名。
うち3名は強行突破。
残る2名は避難小屋で待機する選択となりました。

その2名とは私と埼玉から来たKさんです。
後で知ったのですが、3名のうち1名は低体温症で動けなくなり
下山者の通報で富山県警山岳救助隊に救助されたそうです。
また、五郎から太郎平に向う予定だった60歳の女性が予定時間に
到着せず山岳救助隊が出動したところ這松に吹き飛ばされていたそうです。

避難小屋で待機している間、太郎平や薬師沢からの下山者が
次々と到着して来ますが、皆ズブ濡れ状態で登山靴を脱ぐと
溜まっていた水が流れ出てきます。
登山道は、川状態だったようです。

12:30には累計降水量が70mLを超え13:00に80mLに達したため
折立への通行が禁止されました。14:00出発の富山行きバスに
運よく乗車できた男性は気の毒ですが近くの道路管理事務所で
解除まで待機させられました。

これら一部始終を見てきたKさんとは黒部五郎までご一緒することになるのですが
山っていいですよね。
不安な時間を一緒に過ごしたということもあるのでしょうが
出会えた記念にと自分で描いた標題の絵葉書をいただきました。

日頃の行いでしょうか?連日快晴。
もう雨男なんて言わさへんぞ!と
これまでの経験もあって周囲の山々を山座同定でき楽しさも倍増です。
太郎平までは剱岳、立山、大日、室堂、そして薬師の大展望。
黒部五郎から以降は、槍ヶ岳、水晶、鷲羽、赤石、雲の平、祖父、
穂高、笠、そして八ヶ岳に白山、焼岳に乗鞍、御岳を展望する空中散歩。
最終日には鏡平で逆さ槍を見ることが出来ました。

笠を断念したのは悔やまれましたが、快晴の大展望に満足の山旅でした。
山はやはり快晴が一番でんなぁ。

詳細は追ってルポします。
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by mido811 | 2013-09-21 21:42 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(4)
台風直下に富山へ出発です。
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2013年9月15日(日)

これから富山へ出発します。
この一週間怒涛のような毎日でした。

しかし、その影響からか初っ端からやらかしました~。
乗車するバスチケットを会社の鞄に入れたままだったのです。
気が付いても後の祭り。
会社は休日でロックされて入れないし。
無理やり入っても後始末が大変だし。(会社員だったらわかるよね)

直ぐにバス会社へ連絡したけど既に受付終了。お~万事急須!
やきもきしながらも先程バス会社に連絡が取れバス代を新たに支払い
代わりに「二重購入証明書」を発行してもらう。
今回は「発車オーライネット」経由で購入したため
後日、JTBへ証明書と忘れたチケットを東京の担当窓口へ郵送。
指定口座へ手数料を差し引かれ返金されるらしいです。
まっ怪我の功名といいますか、何事も経験ですねとポジティブシンキングで。

約3年ぶりのアルプス縦走。それも最長期間。(ドキドキです。)
パッキングする前段階で持参するものが後追いで次々にでるもんだから
帰宅途中、毎日のように各登山ショップへ通うしまつでした。
それも昨日ようやくパッキング完了。
さすがに4泊だと重量が半端でない。
重量の要因は食料と衣料かな。これで水が入ったらどうなんねん?
朝・晩は自炊、昼は行動食か小屋で食べる予定ですがそれでもそれなりの重量です。

肝心のお天気ですが今日は富山泊まりなのでノープロブレムですが
問題は明日。
先ず、富山から折立行きのバスが運行されるのか。
折立から太郎平までを登攀できる状況にあるか。
台風の雨がどの程度なのか。
最悪は、折立にテント泊か太郎平小屋に泊まることも想定しています。
なにせ折立へのアクセスが土・日・祝だけなので・・。
まっ、暫くは天気予報に釘付け状態です。

この台風を乗り切れば、台風一過の通り好天が望まれますので
この一日を過ごせればと逆に期待は膨らんでいます。
予想通り9日あたりから霜がおりたそうで防寒対策は効を奏しそうです。
台風よ一気通貫で行ってちょうだい。(半澤直樹に出てくる金融庁の黒崎風で)

では、いってきま~す。
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by mido811 | 2013-09-15 10:57 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(2)
雨男の後立山大作戦!-おまけ
今回ゲットした山バッジです。

◆爺ケ岳(左:冷池山荘  右:種ケ池山荘)
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◆鹿島槍ヶ岳(冷池山荘)          ◆五龍岳(五龍山荘)
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◆唐松岳(唐松頂上山荘)
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■旅費精算
今回の旅費合計は
阪急高速バス(名神高槻⇔松本)    ¥10,000
JR松本→JR信濃大町           ¥650
バス(信濃大町→扇沢)          ¥1,330
八方アルペンライン(ゴンドラ/リフト)     ¥1,400
白馬八方温泉入浴料            ¥300
バス(八方→白馬駅)            ¥250
JR白馬→JR松本              ¥1,110

合計¥15,040でした。
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by mido811 | 2010-10-18 21:58 | 北ア・鹿島槍・五龍岳 | Comments(0)
雨男の後立山大作戦!-4
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■遠見尾根分岐より唐松岳方面を望む。


●本日の山行
9/27 8:12五龍山荘→8:17遠見尾根分岐→10:57唐松頂上小屋→11:33唐松岳山頂
    →12:00唐松頂上小屋12:30→12:55丸山→13:56第三ケルン
    →14:09八方ケルン→14:38八方池山荘→14:46クラートクラッド
    →14:56アルペンクラッド→15:06ゴンドラリフト→15:20山麓駅
    →15:39白馬八方温泉→16:10八方バスターミナル→16:15JR白馬駅
    →19:51JR松本駅→22:30松本バスターミナル


テント設営後、何か食べようとしても体が受け付けずシュラフに
入ったまま一夜を過ごす。予定では7:00出発だったが昨日に
続き食べるものを体が受け付けないこともあってゆっくりすることにした。
しかし、あまりにゆっくりし過ぎたのかテントの撤収にかかると周囲には
誰もいなかった。
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静かな天場ではガスの切れ間から富山湾と黒部市の町並みが見渡せた。
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人間は不思議なもので食べ物は受付けないが、出す方の欲求は高く
小屋のトイレに駆け込んだ。五龍のトイレは、しゃがみこむと前の小窓から
五龍岳の雄姿を望むようになっており粋な計らい?かは別として励みに・・・・??
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すっきりしたところで、山荘ともお別れし唐松岳目指して出発。
今日は下山するだけということもあって、気持ち的にもゆとりを感じる。
山荘が建つ白岳を巻くように歩くと遠見尾根との分岐に到着した。
分岐からは、ガスに覆われた唐松岳と唐松に続くアップダウンの
ない登山道が一望できた。
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早朝から覆っていたガスは、なかなか切れてくれそうにない。
しかし、神の恵みか振り返ると五龍の大きな容姿がガスの中から
現れた。僅かな間だが龍の爪のように鋭い尾根が幾筋も並んで見えた。
ガスは再び五龍岳を覆って姿は見えなくなった。
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ガスでまっ白い中を歩く。
ガレた巻き道を降りていくと何やら動くものを発見した。
よく見ると二羽の雷鳥がハイマツを摘んでるではないか。
昨日に続き、今日も雷鳥を至近距離で見ることができ理由はないが何だか
ハッピーな気持ちになってきた。
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暫くは平坦な登山道を道なりに歩くと緩やかな登りに差し掛かる。
不思議なもので用を足してからは調子がよくなり、腹も減ってきたので
カロリーメイトとチョコを今日初めて口にした。
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緩やかな登りであってもやはり苦手だ。後方で人の声がすると思ったら
家族連れ3名がやってきて道を譲った。ゆっくり高度を上げていくと
後方に控える唐松がガスのシルエットに映し出された。
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登れば登るほど険しくなってきた。おまけにクサリ場なんか登場したりして
こんなの聞いていないよ~の世界だ。再び、岩登りが始まり先行する家族が登りきるのを
見届けて登り始めるが、これがなかなか険しいのなんの。
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暫くはクサリ伝いに登ったり下りたりを繰り返し、ついにファイナルステージを
迎えた。クサリを掴んで登った先に赤い屋根がチラリ。紛れもなく小屋に違いない。
疲れた体に血流が一機に流れ出すように急に元気になって登りきった。
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眼下に唐松頂上小屋を捕らえるとクサリ場から開放される喜びと
山旅の終わりが近いことを実感した。
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小屋の外では、小屋の従業員さん達が戦場のような朝の仕事を終え
お茶を飲みながらくつろいでいた。小屋の営業終了が間近なのだろう
互いの別れを惜しむような会話が交わされていた。
その後、小屋にザックをデポし唐松岳山頂へ向かった。
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唐松岳山頂は、見た目より楽に登れる。
ましてや空身なので楽チン、楽チン。あっという間に山頂へ到着。
間が悪いのことにガスが周囲を覆い始め視界は良くない。
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頂上の視界が悪くともこれだけは見ておかなければと思い
ガスが切れる一瞬を待った。それがこれ「不帰の嶮」だ。
この荒々しさと高度感から恐怖心を煽らる。よくこんな名称を考え付いたもんだわ
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小屋に戻ると咽がカラカラになりジュースを買って飲んだ。
すると久々の空腹感を覚え、小屋の食事をとることにした。
メニューはカレーからスパゲティ、ラーメンと定番が並ぶ中
ラーメンを注文したら売り切れ、じゃあカレーは?というとこれも売り切れ
ほんなら何ができるの?と尋ねると中華丼(¥1,000)しかできないらしい。
早く言ってよ!!しぶしぶオーダーすることに。
だが、山でましてや普通の食事となれば不味いものはな~い。
すぐに完食してしまった。
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腹が脹れたところで、いよいよ下山である。
小屋に食器を返すついでに天気を聞いてみた。すると、最近は地デジ化のお陰で
地元の天気がいつでも確認できるそうだ。予報では雨の心配はなさそう。(本当?)
小屋横の八方尾根への分岐から下山を開始。
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岩ゴロのガレた道を下っていくと先程のガスが深くなり始めた。
丸山ケルン辺りで視界は一機に悪化、霧雨が体をぬらし始めたのでレインウェアに
着替えようかと思った瞬間、どこから来たのか雷鳥6羽が前を横切っていくではないか。
逃げるわけでもなく「前をごめんやっしゃ」と言わんばかりに横切っていくので笑ってしまった。
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霧雨が紅葉に塗り替えていくのだろう。周囲の木々はガスの湿った空気で
葉を濡らしていき所々で鮮やかな紅葉を目にした。

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ようやく八方池との分岐、第三ケルンまで下りた時には、ガスでまっ白になり
ホワイトアウト状態になった。暫くは道なりに進めばよかったが、
不覚にも途中で道を見失った。しかし、偶然にも近くで山野草を撮影していた人が
いて道を教えてもらい難を逃れた。これがホワイトアウトの怖さだ。
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その後は、寒さに震えながらも木道の八方尾根研究路を延々下り
ようやく八方池山荘にたどり着いた。
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八方池山荘の横の八方アルペンラインの乗り場からリフトとゴンドラを乗り継いで
八方山麓へ下山していく。リフトに乗った時は、霧雨と震える寒さで到着までひたすら我慢だ。
次のゴンドラでは秋色に色づいた町並みを見ながらの空中散歩になった。
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八方アルペンラインの通し券と白馬温泉卿の入浴券を同時購入すると入浴料割引され
500円のところ300円で入浴可能。八方バスターミナルに近い白馬八方温泉で入浴。
効能は忘れたが、温度は高めでお肌すべすべで美白の湯としておこう。
館内は時間帯もあって先客と2名だけ、貸切状態で縦走の垢を洗い流した。
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八方バスターミナルからバスでJR白馬駅に向かう。
白馬からは信濃大町で乗り換えて松本駅へ向かうが列車本数が少なく
結局、JR松本駅には20時ちかくになった。
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普段なら松本駅にある蕎麦屋で生ビールと天ぷら蕎麦といくところだが
閉店のため他を探さねばならず、ラーメン専門の看板に惹かれ
「若大将ラーメン」という店でラーメンとギョーザ、生ビールを注文。しかし、ラーメン専門
なのに出てきたラーメンは高速のパーキングで食べるようなラーメンで
ギョーザもタレがなく自分で醤油と酢を調合しなければない。
しかも、これで1600円って、もう参った、参った。
来る客はラーメン以外を注文していたが、ここでラーメンを食うのは禁なんだろうか。

その後は予定通りバスターミナルへ移動して梅田行き阪急高速バスに乗って
翌朝、無事名神高槻バス停で下車して帰宅となった。めでたし、めでたし。
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by mido811 | 2010-10-17 14:40 | 北ア・鹿島槍・五龍岳 | Comments(4)
雨男の後立山大作戦!-3
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   ■鹿島槍ヶ岳北峰方面からの南峰

■今日の山行
9/26 6:50冷池山荘テン場→7:35布引山→8:40鹿島槍ヶ岳南峰
     →9:38鹿島槍ヶ岳北峰分岐11:31キレット小屋
     →12:35口ノ沢のコル→12:30北尾根ノ頭→15:27五龍岳頂上
     →16:50五龍山荘


さてさて、大展望を楽しむのもここまで。
はるかに遠くに見える五龍岳目指し出発ぜよ。
先ずは前方の鹿島槍ヶ岳北峰へ向かうも見た感じと違い
険しい岩石を急降下していく。

すると外人男性2名がぜーぜー言いなが登ってきて
「コニチワ」と片言の日本語で挨拶してきた。
何だか日本人より日本人ぽいなと感心していると後から
ヤンキー娘2名が続く。やはり挨拶をして過ぎ去ると同時に
コロンのいい香りが漂う!普段なら変態と言われるところだが
冥土の土産にとおもっきり嗅いでおくことにした。
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ヤンキー娘の香りに反応してか?槍ヶ岳が顔を出してくれた。
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まだまだ降下が続く。降下した分と同じ位登るのが定石。
お~い、どこまで下りんねん。とつぶやいて北峰とキレット小屋との
分岐に到達。北峰ははるかに見上げる高さにあった。
そこへ、何時の間に着たのかニコニコ笑顔でトレールラン中の
お兄さんがやってきて、声を掛けられた。
彼は、早朝から尾根伝いに登ってキレット小屋を折り返して
ふたたび下山するとか。お先にとニコニコ笑顔で去っていった。
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スタートが計画から1時間遅れが頭から離れず、向かう北峰を見上げ
行かずにパスすることにしてニコニコお兄さんの後を追うようにキレット小屋
方面へ歩き出した。
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登山道は、北峰を巻くように伸びていった。早いものでニコニコお兄さんの
姿は無く、振り返ると急峻な北峰が前を遮った。
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この辺りからクサリ場や梯子が現れるが、ここが八ツ峰キレットとは全く気づかず
「やたら岩を登ったり下ったりするな~」程度にしか思っていなかった。
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午前中の好天がウソのようにガスがかかり始めた。それでも相変わらず急峻な岩を
登ったり下ったりフィールドアスレッチックみたいになってきた。
でも基本である三点支持を守ってクリア。途中、トレランのニコニコお兄さんと再会。
キレット小屋でメシ食って折り返して来たのだ。早すぎる!
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暫くしてガスが一瞬切れ何やら建物が現れる。
ひょっとして、あれに見えるはキレット小屋?立地場所からしてキレット小屋やん。
この時点で八ツ峰キレットを縦走していたことに初めて気付くのだった。
意外とあっけなく終わったので、ちと寂しからずやです。
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それでも緊張していたんでしょう。咽が渇いて珍しくコーラを飲もうと小屋に入るが
コーラはなくCCレモンで代用。小屋の前では初老のおじさん二人が仲良く昼食中。
他女性の単独行さんがいた。おじさんに声を掛けられ7:00に冷池テン場を出発したことを
伝えるとおじさん達は5:30に冷池山荘を出発したらしく、その時間差に顔色が変わった。
というのも同じく五龍岳へ向かう予定だったのだ。
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おじさん達が先行で出発。続いて単独行お姉さんも鹿島へ向け出発。
遅れて出発したものの、すぐにさっきのおじさん達に追いつき先に
行かせてもらった。登山道は、八ツ峰キレットよりも険しくなってきたような・・・。
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相変わらず登ったり下ったりを繰り返し乗り越えていくのだが、ある時何かが動いた
ような気配を感じ立ち止まった。すると、そこに二羽の雷鳥が葉を摘んでいた。
アルプス通って3年目にして初雷鳥で一人感動に咽ぶのだった。オレにも雷鳥が来たーーーって
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山は自己責任とは言え、さっきのおじさん達が気になる。
正直なところあの足取りで大丈夫か心配。先行しながらも後方におじさん達を
確認しながら進んで口ノ沢のコルに到着。
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ガスで視界が悪い中、五龍が顔を見せた。
見た感じでは、五龍手前の平坦なところまではそう遠くなさそうに
見えたのもつかの間、実際には長い道のりが待っていた。
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何度か岩場を乗り越えて北尾根の頭に到着。
おじさん達もペースを保持しながら後方にて確認できた。
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北尾根の頭から見える五龍は、さっきよりやや近くなった程度で
五龍に取り付く所までは道のり遠しだ。
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地図にある赤っぽい土の出ているガレ場”赤抜”
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ガスが覆って自分の居る位置がつかめない所へ、目の前に大きな岩峰が
現れた。こういう時は自分に都合の良い妄想をするもので、きっとあれが
五龍に違いない思い込んだのだが・・・・
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登ってみると岩だらけ。多分G5と呼ばれる位置で五龍にあらず。
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でもって、連続して石峰が続き五龍は未だ遠く。
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しかし、五龍への取り付きはいきなり現れた。
あのガレた急登を登れば良いのだ。フォースを信じよう。
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疲労困憊と酸欠で息が上がる。時折、振り返っては
辿ってきた景色を見て息を整え再び登るを繰り返す。
あれを歩いてきたんかと思うと活力が湧き上がってくるで!
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そして、ついに五龍頂上到着。もう感無量!
しかし、悲しいかなガスで周囲は視界ゼロ。
遅れてくること20分、さっきのおじさん達も頂上へ到着。
「まさか五龍の頂上を踏めるとは思えなかった」と感無量の様子。
キレット小屋で話しただけなのに仲間のようにお互いの健闘を
讃えあった。ホント事故もなく来れてよかったよ~。
でも手に汗したのか手袋はボロボロで穴が開いてました。
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頂上到着のご褒美?これも初だが、ブロッケン現象を初めて体験した。
まるで、後光がさすかのように虹色のワッカが自分の影を囲む。
まるで、仏陀になったみたいや。
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今日の任務終了。達成感と疲労とがない交ぜになりながら暗くなる前に
足早に五龍山荘へ向かう。五龍山荘に着くや山荘に宿泊している
どっかの山の会と言っていたが、いきなり「こんなしんどい思いまでして
寒いのに何でテント泊するの?あっそうだ。お金がないんでしょう」と
浴びせるよう言ってきた。デリカシーのかけらもない輩がおるワイと
思いながらも絡む気力もなく、「その通り、小屋に泊まるお金がないんです。」
と言ってやった。それでもしつこいので、テントの受付してきま~すと言って
避難した。こんな奴を山に来させるな!っちゅうねん。

暗がりでテント設営を終えたところに雨が降り始め夜半にかけて
強風と雨に見舞われた。

・・・・・・つづく。
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by mido811 | 2010-10-16 16:41 | 北ア・鹿島槍・五龍岳 | Comments(2)
雨男の後立山大作戦!-2
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        ■早朝鹿島槍ヶ岳へ向かう登山者(PEAKS風に?)

●今日の山行
9/26 6:50冷池山荘テン場→7:35布引山→8:40鹿島槍ヶ岳南峰
     → 9:38鹿島槍ヶ岳北峰分岐→11:31キレット小屋
     →12:35口ノ沢のコル→12:30北尾根ノ頭→15:27五龍岳頂上
     →16:50五龍山荘

今日は計画が予定通り運ぶかどうかの分岐となる大事な日。
目覚ましは、いつもより早く3時にセット。
昨晩は、寒くて張るカイロを足の裏にはっつけようやく寝る事ができた。
そのせいか昨晩は月が綺麗だったと隣のテントから聞こえてきた。

しかし、シュラフから体を出すことができず、結局4時に体を起こし
朝食の準備に取り掛かった。その間もご来光を鹿島槍ヶ岳の山頂で
見ようとする登山客の足音がたくさん聞こえてきた。

朝食の蟹ぞうすいを食べ体が温まったところでテントから出てみた。
周囲は、霜で真っ白。テントも霜に覆われ真っ白になり撤収が思いやられた。
しかし、今日の天候を予言するように雲海にご来光が浮かぶ。
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すると、後方にそびえる剱岳連峰にも日が注ぐ。
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そして、鹿島槍ヶ岳が燃え始め・・・・
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正面は妙高だろうか雲海が暁に染まっていく。
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剱岳が燃え・・・
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モルゲンロートのショーはあっという間に終了し、一日が本格的に始まった。
霜でパリパリのテントを撤収し、鹿島槍ヶ岳へ向け出発だ。
予定では遅くとも6時としていたが、この時点で約1時間の遅れ。
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先ずは布引山のガレた登山道をつづれ折に登っていく。
朝からトルク全開。
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高度を上げていくと青空に剱岳連峰が映える。
お月さんが、まだ出てます。
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振り返ると昨日辿った爺ケ岳の峰が連なる。
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布引山頂上到着。
素晴らしい眺めだが、先着のご夫婦の奥様がタバコをいっぷくしているのを
見てちょっと・・・・。
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さて、いよいよ鹿島槍に取り付く。
登り始めると、ご来光を見終え下山する多くの登山者と擦れ違った。
彼らは、小屋に戻って扇沢へ下山するのだろう。
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やはり登りは苦手。
休憩しながらの登攀でやっと鹿島槍ヶ岳南峰到着!
頂上は360度の展望が欲しいままだ。
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対向に鹿島槍ヶ岳北峰
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剱岳連峰を辿っていくと富山湾と町並みを確認。
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南東方向に八ヶ岳連峰が浮かぶ!
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八ヶ岳連峰の横に薄っすら見えるのは富士山だ。
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そして、第二関門これから向かう五龍岳だ。
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展望をたっぷり楽しんでいると、キレット小屋から来たという青年と声を交わす。
「今、何時ですか?」と聞かれ答えると「やっぱり時間あってたな」と
たわいもないことを言うので、きっと誰かとしゃべりたかったに違いない。
その理由は、この後五龍岳を辿ることで理解ができた。

・・・続く。
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by mido811 | 2010-10-11 22:30 | 北ア・鹿島槍・五龍岳 | Comments(2)
雨男の後立山大作戦!-1
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  ■爺ケ岳登攀中に振り返り剱岳を遠望


●計画
9/24 23:30名神高槻バス停(高速バス乗車)
9/25 6:16松本バスターミナル着→7:02JR松本駅→8:09JR信濃大町
    →8:20信濃大町(バス)→9:00扇沢駅→9:30爺ケ岳登山口
    →10:22八ツ見ベンチ→10:50ケルン→11:41一枚岩→12:20水平道
    →12:30アザミ沢→13:30種ケ池山荘→14:51爺ケ岳南峰→15:15爺ケ岳中峰
    →16:00冷池乗越→16:50冷池山荘→17:00冷池山荘テント場


準備のためにネットでいろいろ調べるなか「海男、日本百名山に挑戦!」というBlogを
発見してもた。針ノ木~鹿島槍ヶ岳のレポを読むと熊との遭遇が写真入りで載ってるぞ!
ちょっとビビリながらも熊に遭うたら自分の運の良さにほくそ笑むやろな~とか
熊に遭うたら胸元に入って離れんとこー とかアホなことを考えるのだった。

そして、今回は常念や八ヶ岳の時みたいにバテないようにということで
次のことを念頭に①荷物を減らす、②サプリメントに頼る、
③水ではなくスポーツドリンクで水分補給。
④歩き方もペースを落とし歩幅を狭くすることを意識する。
⑤腹が減ったら何か食う。以上を意識して臨んだ。


松本は気温13度、昨晩の雨も上がり天候は回復しそうだ。
約1ヶ月ぶりのJR松本駅。すっかり馴染んでいきなりトイレに駆け込む。
JR松本駅中2階の大のトイレは綺麗、清潔でなんと言ってもザックが置ける
棚があり登山者に優しい駅なのだ。
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列車は単線のため所々で対抗列車待ちを繰り返しながらエッチラオッチラと
信濃大町駅に到着。駅前そばを食べる余裕も無く扇沢行きバスに乗車。
バスからは雲一つない中に鹿島槍ヶ岳と針ノ木岳の山容が見えた。
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扇沢駅に到着。さわやか信州号で白馬へ行く途中に立寄った時以来である。
降り立つと寒くて寒くて、それでも水を補給して柏新道入り口へ移動する。
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約10分位道なりに戻ると柏新道(爺ケ岳登山口)入口に到着。
時間が遅いのか誰もいない。登山届けを書き出発。
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登り始めると階段状の登攀になり、下山者数名とすれ違い挨拶を交わす。
その後は、誰にも遭わず”熊”キーワードが過ぎる。最初のポイント”八ツ見ベンチ”
でようやく男性登山者2名に会いホット安心。アレに見えるは針ノ木か?
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男性2名が先行して出発したが、途中で抜かして再び一人旅となる。
やはり頭には”熊””くま””クマ”の文字が過ぎり次のポイントケルンに到着。
ケルンを過ぎたところで、種ケ池山荘を確認。
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高度を緩やかに上げていき”水平岬”を過ぎた辺りから木々が紅葉しはじめていた。
紅葉のシーズンは見事やろな~。
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アザミの群生地にあるアザミ沢(そのまんまやん!)を通過しガレたところから
登っていくとBLOGなどでお馴染みの種ケ池山荘が姿を現した。
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種ケ池山荘では昼食として持参したカップそばを食す。腹が脹れたところで
第一関門である爺ケ岳へ向かう。
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爺ケ岳に向かう途中、いきなり険しい岩峰の塊が現れビックリ!何やアレ
剱岳だ。映画「点の記」の中で剱岳を見て化け物だという台詞があったが
まさしくその通りの表現がふさわしい。すごい!
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続いては、遠巻きにぐるっと見回すと鹿島槍ヶ岳の姿を捉えた。
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いよいよ爺ケ岳に取り付く。
ガレて歩きにくい登山道をつづれ折に登っていく。
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やはり登りになるとトルク全開でもパワーダウンじゃ。
後ろから来た老夫婦に抜かされちゃったよ~。鹿島槍を見て充電、充電。
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ほんでもって、爺ケ岳南峰到着!
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風も冷たく強くなりだしたので南峰を早々に切り上げ
続く中峰へ到着。
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今日の宿泊地”冷池山荘”を捕らえたぞ!あと少し
鹿島槍ヶ岳にガスがかかり始めた。
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時間の経過とともにガスが周囲を覆い始め急いで中峰を下りねば、と気持ちが焦る。
見る見る間に冷池山荘もガスの中に・・・
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冷池乗越の手前までくると見事な紅葉を目にした。
秋はもうすぐそこまでやってきている。(このときだけは冷静)
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冷池山荘に近づいてきたぞ。山荘の上の方にあるのはテント場だ。
けっこう登るな~とドン引き。
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冷池乗越を足早に通過し高度を一機に下げる。
当然、登り返しになるのが判るだけにこの下りは辛いよ~。
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案の定、登りになって我慢の登りで冷池山荘に到着!
時間も時間なので手早く水を1Lと缶ビールを購入。テント場との距離を考えて
無理やり用をたしテント場へGOーーー。
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テント場へ10分と書かれた標識を頼りに登っていくと夕日に燃えるテント場へ
到着。ガスが覆い視界が悪い中、有難いことに正面には剱岳が迎えてくれた。

・・・・・・次回につつく
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by mido811 | 2010-10-09 14:54 | 北ア・鹿島槍・五龍岳 | Comments(4)
雨男の後立山大作戦!
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      ■鹿島槍ケ岳南峰より五龍岳を遠望。

2010年9月25日より27日の2泊3日の山旅を終え帰ってきました。
今回の山旅は、扇沢から柏新道を経て爺ケ岳、鹿島槍ヶ岳、そして
難関の八ツ峰キレットを抜け五龍岳に続き唐松岳を登り八方尾根から
下山するというコースを辿りました。

一番嬉しかったのは、夜半大雨には遭うものの概ね好天に恵まれたこと。
そして、アルプス登山3年目にして雷鳥に出遭えたこと(熊でなくてよかった!)。
加えて、初めてブロッケン現象を体験できたことと私にとってはワクワクできた
山旅となりました。

なかでも印象に残ったのは、龍の爪のような尾根筋を持つ五龍岳の大きさと
格好良さ、すぐに魅了されました。それだけに簡単には登らせてくれません。
五龍の核心には、いくつもの岩峰をクサリや梯子を使って乗り越えなければならず
頂上に着いた時の達成感は言うまでもありません。

まっ、詳しくは後程ということで・・・・。
明日から世捨人から企業戦士に復活です!
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by mido811 | 2010-09-28 18:52 | 北ア・鹿島槍・五龍岳 | Comments(0)
雨男、常念岳で日本アルプス入門-3
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2010年8月22日
モルゲンロートのショーをたっぷり堪能した後は
お片づけ、お片づけっと・・・・
しかし、テントは夜露に濡れてビッショリ。
そこで、今回新たな武器登場!コクミンで100円で買ったマイクロモップだ。
半信半疑で、フライを一拭きすると意外にも吸う吸う。
なかなかやりますわ、この100円!

片付けも終わり、小屋のトイレへ駆け込むが、臭いーーーーーー
大をしようと試みるが、衣服に臭いがしみ込み目も痛く諦めて
小だけで済ませトイレを飛び出した。いや~空気が新鮮に感じるぜ。
大は常念へということで、瞑想の丘から出発です。

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向こうに見えるは常念岳と続く稜線。
常念って結構デカ!と思わずつぶやく


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そんな思いを巡らす間に、ツアーの団体さんも出発し始めた。
時計を見ると7時に近く、計画から約1.5時間遅れ。ヤバイぞーー。

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P2625付近にさしかかるとどこからかコーヒーの臭いが漂ってきた。
アルコールバーナーのゴーという音で女性二人組がコーヒーを
点てているのが判った。時間があれば、穂高・槍を見て至福の時間を
過ごすところだが通過して視界にある蝶槍を目指す。


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蝶槍では徳沢から一緒だった神戸訛りの単独女子に出遭う。彼女は大天井から燕岳へと
縦走の予定で挨拶もそこそこに先発していった。


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蝶槍から一機に高度を下げることに・・・・・
稼いだ高度を返してくれ~と言いたいくらい降りて
さっきの蝶槍があんなところに

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さっきまでは樹林帯を抜けるコースが、登り返しからは
日陰がなくもろお日様を浴びながらの登攀。
一山越えたかと思うとまた登りが・・・・

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頑張って登りましょか。
再び登りきると絶景ポイントに到着。
みなザックを下ろして絶景を堪能です。


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今まで常念に続く登りとばっかり思っては騙されてきたけど
ようやく常念に続く登りに入る。と同時にガスが安曇野側から
覆ってきた。


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この登りからが大変で、息は切れるは頭はズキズキするわで
大幅に時間をロスって計画では10:30に山頂に着くところを12:00に到着。


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今日は是が非でも下山して帰らなければならず、山頂はそこそこに
一機に下山を開始。石と石とを飛びながら下りて時間短縮を図り常念小屋へ。
急いで下山口へタクシーを予約し、水を補給。まるでカーレースでコックピットに
入ってタイヤ交換する状態。

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計画では小屋で昼食タイムだったのだが・・・
急いで一ノ沢に向けて下山開始。
しかし、ここでアクシデント発生!急いだあまり右足を躓き
左足で倒れるのをかばうようにしたため左足首がポキッと音をたてた。
折れたか?と思ったが幸いなことに足首に痛みを伴う程度。
でも早くは歩けず、その後は足をかばう様にして水場に到着。


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その後も悲鳴を上げるかのように足を数回躓きかけるが
だましだまし登山口の山ノ神に16:00到着。
途中、王滝の水を飲んだが美味かった、最高!


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山ノ神から林道を10分歩いて16:17一ノ沢登山口に到着。
16:30には予約していたタクシーが来て途中に「ほりでーゆ」という温泉に
立ち寄り穂高へ向かうつもりだったが、料金が高くなるということで
入浴先を石楠花荘に変更し入浴後タクシーを呼ぶことにした。

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そして16:10穂高駅発のJRで松本駅に向かい食事を済ませ
22:00松本バスターミナル発の高速バスに乗車。
翌日6:00には名神高槻に到着し7:00前には無事帰宅。
今回の山旅を終えた。
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by mido811 | 2010-09-05 14:20 | 北ア・蝶ケ岳・常念岳 | Comments(0)