カテゴリ:南ア・甲斐駒ケ岳( 2 )
念願の甲斐駒ケ岳でSOTA運用-2 SOTA#JA/YN-005
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2017年8月20日(日)
駒津峰からいよいよ甲斐駒本体に取り付く。
その前に岩場を登り返しがあり残る体力もあと僅かの状態。
これで、山頂に登り戻れるのかという不安が過ぎる。
時折ガスが切れ甲斐駒が威嚇するように荒々しい容姿を見せた。
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巨石の六方石を過ぎると今度は甲斐駒本体に登る。
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ここで直登と巻き道とに別れる。が、事前の学習で巻き道でも
時間的に変わらず危険も少ないと知っていたので迷わず巻き道に向かった。
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巻き道では山頂から折り返す登山者が増え始めた。
中にはポキッといっちゃったのか腕に包帯を巻いた人もいて危険度満開だ。
それに仙水荘で一番でバス待ちしてたオバサン達がもう返ってきていた。(恐るべし健脚)
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岩場が減ると砂礫の世界に変わった。砂礫の登山道は斜度もありすべり易い。
それどころかこちらは直ぐに息が切れ落ち着くのを待って進む有様だ。
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よほど疲れきった顔をしていたのだろう下山してきたオバ様に
「あなた後一頑張りどころか二頑張りはしないとだめよ」と云われる始末。
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しかし、こんなよちよち歩きのオレでも何とか山頂を捉えるところまでやって来た。
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六方石から約1時間を経過し黒戸尾根からの登山道との合流ポイントを通過。
山頂まで僅かなのに動悸が激しく静まるのを待ってから更に進む。
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そして、最後の岩場を登りきると大己貴大神と共に駒室大神が祀られた祠に到着。
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北沢峠から5時間経過の11:35山頂に到着。いや~ほんと長かった!
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山頂はガスで周囲は何も見えない。本来ならば富士山を仰ぎ見るところだが
贅沢はいえない。早速、無線の準備に取り掛かった。
今回は、50、144,430MHZで運用する準備をしてきたが、下山時間を考慮すると
すべて運用するのは厳しく直ぐに運用できる144MHZから開始した。
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【本日の交信結果】
FT-817ND/5W + ホイップアンテナ/RH770(144/430)
甲斐駒ケ岳 標高2967m  SOTA#JA/YN-005
山梨県北杜市   JCC1709
11:56 JG0VLT/0 59/59 長野県諏訪市※144.215MHZ/SSB
12:04 JP3WSW/2 51/51 名古屋市中村区※144.220MHZ/SSB
12:06 JG6XYS/1 53/51 千葉県市川市
12:10 JP2FEQ 59/59 愛知県北名古屋市
12:14 7L1QWK 59/59 山梨県山梨市
12:19 JJ0SZC 59/59 長野県駒ヶ根市
12:23 JJ1ECZ 59/57 埼玉県八千代市
12:27 JH0ZXV/0 59/59 長野県小諸市
12:29 JA1VRY 59/59 群馬県富岡市
12:31 JR1OAR 59/59 千葉県松戸市
12:34 7N1LAI 59/59 群馬県桐生市
12:35 JL3HZT 55/51 大阪府茨木市
12:39 JA1VVH 55/51 埼玉県深谷市
12:40 JH2FTE/3 59/59 滋賀県東近江市竜ヶ岳
12:41 JE0MUG 59/59 長野県松本市
12:43 JF1DIJ 59/59 東京都町田市
12:49 JF1NDT/0 59/59 SOTA#JA/NN-209※433.140MHZ/FM
12:53 7L2KOZ/1 59/59 千葉県流山市
12:57 7M4ALV 59/54 横浜市港北区
各局、FB QSO有難うございました。JP3WSW局によりクラスタにアップいただいた
お陰でパイルアップになり嬉しい悲鳴となった。残念ながら我が体力を考えると
このまま続けると下山が危ういと感じ敢えてCLとさせていただいた。

中でもSOTAチェイサー各局からコールをいただきそのレスポンスの速さに驚いた。
また、3エリアからもコールをいただき以前ポンポン山で甲斐駒移動局とQSO
できた感動が蘇った。そのこともあり430MHZでは3エリア限定でCQをだしたところ
SOTAメンバーのJF1NDT局からコールをいただいた。残念ながら430MHZでは
3エリア(関西)各局からの反応はなかった。

ところで、最近RH770を使用する際は極力マストアップして使用するようにしている。
これは肌感覚ではあるが周囲の影響を受けないためか飛びがいいように感じ
ケーブルロスを考慮して2m程度の高さまで上げるようにしている。
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無線交信を終了してみると山頂には若者のグループだけで他は誰もいない。
慌ててアンテナを撤収し下山する準備に取り掛かった。13:20ガスは相変わらずで
真っ白い世界の中を先ずは駒津峰まで下山することにした。
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ガスで視界が悪い。特に岩場は慎重に上り下りを繰り返す。
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14:30約1時間掛けて駒津峰まで下りてきた。根拠はないが、ここまで来ると安心できた。
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しかし、ガスで視界の悪い場合は仙水峠方面を通るなとネットで見たのを思い出し
双児山経由で下山することにした。結果的には、登山道も安定し歩きやすかった。
仙水峠方面はガスに覆われていたがこちらはガスもなく快適。
30分程度歩いて15:00過ぎに双児山に到着。
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地図によると駒津峰から北沢峠までは1時間50分、とすれば残るは1時間20分。
ハイマツの登山道から樹林帯へと変化。
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樹林帯の登山道が長かった、というより長く感じた。
というのもジグザグの道を幾度も繰り返し、もう止めてくれと思うほど
執拗に繰り返していく。最後はうんざりしたところで16:30北沢峠に無事到着。
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小屋の夕食は17:00からと聞いていたので何とか飯にはありつけそうだ。
それにしても甲斐駒を少し舐めていた。これ程、過酷とは体験して改めて自分の
体力のなさを痛感するのだった。小屋の主人が甲斐駒でなく初日は千丈にしたらどうですか
と言っていた意味がここでようやく理解できた。少し謙虚にならんといけません。ハイ。
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by mido811 | 2017-08-26 03:38 | 南ア・甲斐駒ケ岳 | Comments(3)
念願の甲斐駒ケ岳でSOTA運用-1 SOTA#JA/YN-005
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2017年8月20(日)

8月20日、21日両日で甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳という南アルプスのツートップに登った。
そもそも夏休みはないが、それでお仕舞というのも切ない話。
そこで山屋なら一度は登ってみたい甲斐駒、千丈にフォーカスした。

先ず19日泊はさすがにどこの小屋も満員だが20日泊なら空いていることが分かった。
当初、宿泊はネットで評判の良い仙人小屋と決めていたが登山計画から
北沢峠にある南アルプス市長衛小屋に宿泊することにした。

前日の8月19日17:00に自宅を出発。
低燃費走行を心がけ名神山崎ICから一路駒ヶ根ICを目指す。
しかし、前日の大雨で中央道の恵那付近で土砂崩れが発生したため通行止め。
一旦、瑞浪ICで下りてR19で迂回し再び恵那ICから中央道に入らなければならず
目的の仙流荘には日付が変わる前に到着した。
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登山口の北沢峠行き5時始発バスには4時から登山者が並びはじめると
ネットにあったので3時過ぎに起床、軽くパンをかじって並ぶことにした。
それでも辺りは未だ真っ暗というのに既に女性ハイカーが並んでいたのだ。
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その後、ぞくぞくと登山者が並び始めた。これだけの人が何処にいたのか?
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バスの発車時刻直前になってバスの乗車券売り場が開けられた。
料金は運賃の他に18L以上のザック持参だと手回り品料金が必要になり合わせて
往復で¥2680になる。並んだ順にバスに乗車、基本乗りこぼしはなしで
本日はバス2台仕立てで北沢峠に向かった。
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南アルプススーパー林道をひた走る事1時間かけて北沢峠に到着。
時折、ドライバーさんが山岳案内をするが早朝とバスに揺られて皆夢心地だった。
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バスを降りてそのまま南アルプス市長衛小屋に向かう。
小屋は北沢峠のバス停からは5-6分のところにある。向かう途中如何にも昭和という看板があった。
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看板を過ぎて更に進むとお馴染みのテン場の風景が飛び込んできた。
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小屋はテン場の奥にあった。一旦、受付して甲斐駒を目指す。
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では、橋を渡り甲斐駒へ出発!
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暫くは沢沿いの湿っぽい登山道を進む。歩くこと30分で仙水小屋に到着。
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ここで、これぞ南アルプスの天然水と言わんばかりの冷たい湧水と
コンビニおにぎりを食らう。味付海苔でないおにぎりに距離を感じるのだった。
ところで、仙水小屋の屋根を見るとアマチュア無線のアンテナが乗っかっているではないか。
目測では430MHZ用の八木アンテナのスタックに違いない。やはり頼れるのは携帯ではなく無線だ。
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さらに高度を上げダケカンバの林を抜けると露岩と呼ばれる岩塊の世界が現われた。
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岩塊を飛びながら詰めていくとポイントの仙水峠に到着。ここまでは順調だった。
おっと砂礫の山が現われたぞ。おお・・これが甲斐駒か。
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そして、右に目をやると乳首のようなオペリクス。そう鳳凰三山だ。
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仙水峠で一本入れていよいよ急登を登ることになる。
虫が舞い始めうっとうしい。痛って!アブに刺された。
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急登は延々続くが、時折ご褒美とばかりに絶景を見せてくれた。
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こちらは明日登る予定の仙丈ケ岳
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先程の乳首・・・でなく鳳凰三山はガスをまとって
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格闘1時間50分、双児山からの合流ポイントとなる駒津峰に到着。
休憩中の登山者の中には、大型ザックを担いだ学生さん達の姿があった。青春だよな。
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いよいよ本丸、眼前の甲斐駒にとりつく。
しかし、取り付くまでにこんな難関が待っていようとは。単なる登り返しだけなら未だしも
急峻な岩場を登ったり下りたりの連続。こんなの聞いてねぇぞ。
体を動かすたびに動悸が激しくなりなかなか前に進めない。
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早くも全身を使わないと前に進めない岩場が続く。
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体力は奪われ益々動きが鈍くなり始めた。
恐ろしや甲斐駒。こいつの本性が見え始めた。
しかし、このまま尻尾振って帰るわけには行かない。次回に続く。
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by mido811 | 2017-08-25 00:31 | 南ア・甲斐駒ケ岳 | Comments(0)