カテゴリ:北ア・五郎~×笠縦走( 8 )
雨男、五郎に双六、笠はなし-山バッジ
今回の山バッジです。
黒部五郎とおまけ的に鏡平を購入。

振り返ると雲ノ平へは2009年で4年前のことだった。
てっきり3年前と勘違いしていた。

それにしても山は変ることはないが変ったといえば自分自身かな。
あの頃と比べたら体力は落ち今回ほどテント泊縦走は難しいのかもと考えてしまった。
2009年のBlogを読んでハッとさせられた。アルプスを登りたいがために
愚直にもジョギングをしたり筋トレしていると書かれていた。

今ではジョギングすることもなく気力、体力どちらもダウンという有様。
あの頃の気持ちに戻ってもう一度やってみようか。


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by mido811 | 2013-10-14 00:53 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(0)
雨男、五郎に双六、笠はなし-完
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【北アルプス/折立-黒部五郎-三俣・双六・新穂高縦走山行】
9/15 15:20名神高槻バス停⇒19:35富山駅前着(富山地鉄ホテル泊)
9/16  6:25富山駅前(バス)⇒8:10折立着⇒非難小屋⇒折立キャンプ場(幕営)
9/17  8:23折立発⇒10:32三角点⇒12:34五光岩⇒14:18太郎平小屋⇒15:00薬師峠キャンプ場(幕営)
9/18  6:40薬師峠キャンプ場⇒7:05太郎平小屋⇒7:14太郎山分岐⇒9:02神岡新道分岐
    ⇒9:12北ノ俣岳着⇒10:12赤木岳⇒11:33中俣乗越⇒14:13黒部五郎山頂着
    ⇒16:40黒部五郎小舎キャンプ場(カール経由)
9/19 7:00黒部五郎キャンプ場⇒9:05黒部乗越⇒9:40三俣巻道分岐⇒10:45三俣蓮華岳着
    ⇒12:45双六分岐⇒14:02双六岳山頂着⇒14:55中道分岐⇒15:37双六小屋キャンプ場(幕営)
9/20  6:40双六小屋キャンプ場⇒6:40花見平⇒8:40弓折岳⇒9:35鏡平山荘⇒11:05シシウドケ原
    ⇒12:17秩父沢⇒13:03小池新道入口⇒13:24わさび平小屋⇒13:51笠新道登山口
    14:38林道ゲート⇒14;46新穂高ロープーウェイ⇒16:03(高山行バス)⇒17:35高山駅
    18:55JR高山発(名古屋行特急ひだ)⇒21:34JR名古屋(新幹線)⇒22:15JR京都
    22:35JR高槻


9月20日(金)

いよいよ最終日。早朝からテン場で撤収する音と登山者が行き交う音で目覚める。
考えれば、ここは北アルプスの要所だ。槍ヶ岳へ向う者、三俣経由で雲ノ平や五郎へ向う者
或いは笠ケ岳や新穂高へ下山する者と行先は様々。交通の要所であり登山者の結集場所だ。
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計画では念願の笠ケ岳行きだったのだが体力と仕事先からのSOSもあってこのまま圏外地域にいるのも
忍びなく今回も残念だが諦めて下山を決行。テン場で撤収後、小屋に戻って水の補給とトイレを済ませ
昨日登った双六岳に挨拶。
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小屋正面には鷲羽岳と麓の三俣山荘がはっきりと確認できた。今日も快晴で青空が眩しい。
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テン場脇の登山道に沿って先ず緩やかな登り道を辿っていく。昨日に続き今朝もかなり冷え込んだ。
霜で真っ白になった木道はツルツルで滑りやすくなっていた。
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山を巻くように進み双六小屋や鷲羽岳とは完全にお別れ。代わって今度は北アルプスのランドマーク
槍ヶ岳連峰、穂高連峰が朝のご挨拶だ。
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前方には花見平、その背後には笠ケ岳の稜線が並ぶ。
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花見平に到着。シーズンはとっくに終わり花らしきものは見当たらない。設置されたベンチには先客が
正面に映し出される光景を堪能していた。
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その光景とは正面に映る荒々しい槍、穂の姿だ。
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そして焼岳、乗鞍、御岳の三兄弟が並ぶ。
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花見平を抜けると眼下に次のポイント鏡平山荘を確認。数年前はガス視界はなく周囲の景色は真っ白だった記憶しかない。まさか槍・穂が至近距離で見えていたとは想像もつかず感動、感動。
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槍・穂を眺めての空中散歩が続く。槍を見ていてもしかしたら携帯電話が繋がるかもしれないと携帯を
取り出して電源を入れてみた。予想は的中!それもアンテナ3本フルに立っている。悲しいけど気が付くと
仕事先へ必死でメールを打っていた。弓折乗越にはそこから僅かの距離だった。
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弓折乗越では槍ヶ岳をバックに仕事先と電話でのやり取りが続いた。10数年前では考えられないことだが
今では当たり前のこと。でも気分はバカンスから完全に現実に回帰する。槍に架かる射光の幽玄さが
せめてもの救いか?やはり槍はパワースポットに違いない。
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鏡平山荘に到着。気温は低いものの日差しがきつく暑くて暑くてたまらない。しかし、鏡平山荘と言えば
鏡池とかき氷。時期的に終了かと思えばやってたよ~ん。お姉さんメロンちょうだい!
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そして感動の鏡池に映る槍に出会う。この光景に遭遇した山ガールさんが「鳥肌、鳥肌」と大声で叫んでいたがその気持ち痛いほどわかるなぁ。青空の中に槍が映る光景なんてめったに見れるもんじゃない。自分の幸運に感謝しよう。
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この後は石ゴロの下りが延々続きシシウドケ原到着。ここまで来るとゴールが見え始めた。
休憩しているのはこれから登ろうとする登山者である。
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もう暑くてたまらない。しかし、子供二人と母親、幼子を背負った父親の家族が登ってきたのには脱帽。
子供達も文句一つ言わず黙々と登っていた。登山はすばらしい教育なのかもしれない。
そういう自分は暑さに耐えられず秩父沢に着くなり頭から水を被りむくんだ足を沢の水で冷やした。
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そして無事に小池新道の入口に到着。
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林道に入っても影がなく日差しが容赦なく照りつける。おまけに工事の資材を運ぶヘリが飛び交い
騒然とする林道を歩いて閑散としたわさび平小屋に到着。
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一息ついて再び林道を歩き始める。途中、笠新道の登山口にさしかかると年配のご夫婦が
タイミングよく下りてこられた。ちょっと後悔の念と羨ましい感情とが入り混じり複雑。
とまあ歩きながらいろんな事を考えていると林道入口を通過。
新穂高ロープーウェイ駅を下ったところで入浴し高山行きのバスに乗車。
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JR高山駅に着くと以前も訪ねた「ちとせ」へ向い焼きそばとビールを注文。久しぶりの食事に感無量。
それにしても高山市内は外国人の観光客だらけだ。
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名古屋へ向う最終の特急に乗り込み名古屋で新幹線に乗り換えJR高槻駅に到着。
今回の山旅を無事に終了した。
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by mido811 | 2013-10-13 00:26 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(2)
雨男、五郎に双六、笠はなし-4
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【北アルプス/折立-黒部五郎-三俣・双六・新穂高縦走山行】
9/15 15:20名神高槻バス停⇒19:35富山駅前着(富山地鉄ホテル泊)
9/16  6:25富山駅前(バス)⇒8:10折立着⇒非難小屋⇒折立キャンプ場(幕営)
9/17  8:23折立発⇒10:32三角点⇒12:34五光岩⇒14:18太郎平小屋⇒15:00薬師峠キャンプ場(幕営)
9/18  6:40薬師峠キャンプ場⇒7:05太郎平小屋⇒7:14太郎山分岐⇒9:02神岡新道分岐
    ⇒9:12北ノ俣岳着⇒10:12赤木岳⇒11:33中俣乗越⇒14:13黒部五郎山頂着
    ⇒16:40黒部五郎小舎キャンプ場(カール経由)
9/19 7:00黒部五郎キャンプ場⇒9:05黒部乗越⇒9:40三俣巻道分岐⇒10:45三俣蓮華岳着
    ⇒12:45双六分岐⇒14:02双六岳山頂着⇒14:55中道分岐⇒15:37双六小屋キャンプ場(幕営)

9/20  6:40双六小屋キャンプ場⇒6:40花見平⇒8:40弓折岳⇒9:35鏡平山荘⇒11:05シシウドケ原
    ⇒12:17秩父沢⇒13:03小池新道入口⇒13:24わさび平小屋⇒13:51笠新道登山口
    14:38林道ゲート⇒14;46新穂高ロープーウェイ⇒16:03(高山行バス)⇒17:35高山駅
    18:55JR高山発(名古屋行特急ひだ)⇒21:34JR名古屋(新幹線)⇒22:15JR京都
    22:35JR高槻

9月19日(木)

昨晩は何も食べずに寝入っってしまったが途中目が醒めるわけでもなく熟睡していた。
いつものように周囲の音で目覚めた。テントから外を見ると一面真っ白。
霜がおりたようだ。後で小屋の人に聞くと-0.1℃だったそうだ。
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今朝も食欲が無い。でも食べなければとカップスープを飲んだ。
食欲がなくとも出るものは出る。テントを撤収後トイレに行った。
今日も好天、昨日苦戦した五郎カールが笑ってる。
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身支度を済ませ五郎ともお別れ。
小屋の脇にある登山道から三俣蓮華岳をめざし出発。
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石段から始まる登山道。
しだいに綴れ折の登山道に変り高度をあげていくと
苦戦を強いられた五郎カールがお見送り。
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そして、遥か遠くには雲海に浮かぶ白山もお見送りだ。
世話になったな。また遭おうぜ。
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登りつめていくと木々が無くなり稜線へ。
太陽に照らされると痛いと感じるところに冷えた風が心地よい。
ここは黒部乗越。
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視界は良好。
真正面に赤い屋根。そう雲ノ平山荘がポツリと建っていた。
訪ねた頃は、建て替えの基礎工事中だったなあ。背後に見えるは剱岳っすよ。
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黒部乗越を越え少し登りつめると黒部五郎を捕らえた。
あのテッペンから下ったのか・・・時間がかかるはずだわとしみじみ。
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一山越えた感じで三俣蓮華巻道分岐に到着。
三俣山荘へは一機に下って巻くようだが距離も結構ありそう。
三俣蓮華岳へは緩やかな登りを辿る。
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三俣蓮華岳に到着。山頂は平日にも関わらず多くの登山者で賑わう。
山頂からは槍ヶ岳、鷲羽岳、黒部五郎岳、笠ケ岳と360度パノラマ風景が楽しめる。
北アルプスの主峰が凝縮した場所。青空がたまらない。
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格好良い山というと槍ヶ岳にこの鷲羽岳と思っている。
山頂で「鷲羽はやっぱり格好良いわ」と口にすると近くに居た若者が
「ボクもそう思います。」と言いつつ鷲羽に挑むかのようにカメラを構えた。
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このまま山頂で何もせずぼんやり一日を過ごしたい。これこそ心の充電ってやつか。
落ち着いたところで今度は稜線を辿り双六岳目指して空中散歩だ。
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前回はガスで視界がなく下に見える登山道を歩いた。
しかし、今回はコチラの稜線歩きだ。無効に見えるのは先程までいた三俣蓮華岳。
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双六分岐を経て緩やかな登りをつめると山頂に到着。
山頂でご婦人が槍ヶ岳をバックに野点を楽しんでおられた。何とスケールのでかい茶会だろう。
ずーっと圏外だった携帯はアンテナ3本が立つ。続けてメールを9通受信。
なんだろう?見るとすべて会社から「SOS 至急連絡乞う」だった。
何が悲しいか双六岳山頂で会社とメールのやり取りガ始まりいつの間にか周囲には誰もいなくなった。
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会社との連絡も一段落したところで下山することに。さっきのやり取りで現実に戻された感じ。
じゃ~ん、気を取り直して槍ヶ岳を前にしての風景を堪能しようっと、山雑誌に必ず出てくる双六の定番です。
何か熱いよね。
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それに迫力の大キレットがまん前に・・・・熱いよね。
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下山途中に振り返って双六岳の山容。槍ヶ岳との写真は多いが双六単体で見ることないよね。
こんな感じです。
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ガレた急坂を下りて三俣山荘からの登山道と合流。またまたガレガレの坂を下ると
真下に赤い屋根の双六小屋が現れた。
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双六小屋に到着。今晩宿泊する団体さんが広場のベンチで酒盛りをはじめていた。
こちらは腹が減って酒盛りどころでない。受付で「ラーメン」と叫んでいたと思う。
口に入れたあのラーメンの味は格別です。テン場へ移動し設営後はメシを作るのは止め
メシ代わりに小屋のおでんを買うことにした。
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久しぶりに温かい食事が摂れ酒の力もあって就寝となった。
つづく。
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by mido811 | 2013-10-11 01:16 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(2)
雨男、五郎に双六、笠はなし-3
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【北アルプス/折立-黒部五郎-三俣・双六・新穂高縦走山行】
9/15 15:20名神高槻バス停⇒19:35富山駅前着(富山地鉄ホテル泊)
9/16  6:25富山駅前(バス)⇒8:10折立着⇒非難小屋⇒折立キャンプ場(幕営)
9/17  8:23折立発⇒10:32三角点⇒12:34五光岩⇒14:18太郎平小屋⇒15:00薬師峠キャンプ場(幕営)
9/18  6:40薬師峠キャンプ場⇒7:05太郎平小屋⇒7:14太郎山分岐⇒9:02神岡新道分岐
    ⇒9:12北ノ俣岳着⇒10:12赤木岳⇒11:33中俣乗越⇒14:13黒部五郎山頂着
    ⇒16:40黒部五郎小舎キャンプ場(カール経由)

9/19 7:00黒部五郎キャンプ場
⇒9:05黒部乗越⇒9:40三俣巻道分岐⇒10:45三俣蓮華岳着
    ⇒12:45双六分岐⇒14:02双六岳山頂着⇒14:55中道分岐⇒15:37双六小屋キャンプ場(幕営)
9/20  6:40双六小屋キャンプ場⇒6:40花見平⇒8:40弓折岳⇒9:35鏡平山荘⇒11:05シシウドケ原
    ⇒12:17秩父沢⇒13:03小池新道入口⇒13:24わさび平小屋⇒13:51笠新道登山口
    14:38林道ゲート⇒14;46新穂高ロープーウェイ⇒16:03(高山行バス)⇒17:35高山駅
    18:55JR高山発(名古屋行特急ひだ)⇒21:34JR名古屋(新幹線)⇒22:15JR京都
    22:35JR高槻





9月18日(水)
昨晩は試しにパンツの上に暖パン履いて寝てみた。
それでも快適生活が保たれ暖パン様様である。
熟睡の末またもや隣の単独女子の撤収音で目覚める。
おそらく5時には旅立ったようだ。

朝食はフランスパンとコーヒーで済ませ撤収開始。
昨日は霜がおりて撤収が大変だったが今朝は結露もなく助かった。
ただ気温は低く風もあったので幾分寒さを感じる朝だった。
豊富な水量があるテン場でサーモスとプラティパスに水を汲んで出発。


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太郎平小屋に向かう木道から富山市内が望めた。
小屋は登山者が既に出発したのか閑散としていた。
小屋を通過して五郎への木道をたどる。

途中で雲ノ平への分岐があり迷わず右方向へ進む。
石段をあがって行くと太郎山の分岐が現れた。
先を急ぐのでここもパス。


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そして、なだらかな登山道に入り稜線歩きとなった。
左側に鷲の爪のような幾筋もの尾根が見えた。
雲ノ平に向かったときには尾根が黄色く色づいていたが
今年は温暖化なのか未だ濃い緑色だ。
右方向では白山の麓に雲海がびっしりと漂っていた。


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これから辿る登山道が草紅葉の大地に白く刻まれている。
しかし、ザックが重くて仕方がない。
当然、足は重く一歩が堪える。
緩やかな登りになると一気にペースダウン。
暫くすると薬師沢方面に流れる沢が眼下に見える。
昔はこの辺りに熊がたくさんいて遊んでたんだろうなと思えてくる。
それほど水と緑が豊富にあるのだ。


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右手に神岡新道の標識に出会う。
まっすぐに伸びるも木道を登っていくと北ノ俣岳に到着。
遠くに見える雲ノ平、背後に見える薬師を暫く眺めていた。


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山頂を下りハイ松の中を抜ける。
やはり体が重く歩くと息があがり思わず水をがぶ飲み。
メシバテかと思い一口羊羹を取り出し食べる。
その間、3人の登山者に抜かされた。

似た症状を常念で経験した記憶が蘇った。
おそらく軽い高山病じゃないのか?
標識は赤木岳。
でも山頂っぽくなくやや下った場所だが・・


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赤木岳を下ると中俣乗越。
黒部五郎岳の尾根筋が正面に迫る。
なかなかの急登。ジグザクに登山道がトレースされている。
よく見ると先程の登山者が取り付いている。
ペースからして結構険しいのだろう。

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いよいよ尾根筋に取り付く。
真正面に来ると急勾配。
余裕もないので数m登っては休むを繰り返し
時折振り返っては辿った登山道を眺めては気持ちを落ち着かす。


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やばい水を飲み過ぎてストックがない。
普段だと2Lは携帯するのだが何故か今日は1Lだけ。
2時間30分を要しようやく頂上到着。
頂上はガレて歩きづらい。
しかし、見下ろすカールの大迫力。


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そこへ今日は小屋泊まりだという親父が来て写真を撮って欲しいと頼まれる。
重いザックで息切れしているのにオッサンは標識の前でポーズを取り
待っているではないか。シャッターを押してやると小屋の食事に間に合わないので
これでお先に失礼と言って下山していった。
最近では珍しくええ歳して身勝手なオッサンだった。
山頂から小屋を確認するが距離はありそうだ。


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カール経由で小屋へ向かう。
カールへは見た目以上に長い急坂。
しかし、14:00をすっかり過ぎているのに登ってくる人がいる。
これから登ってどこへ行くというのか。
太郎平小屋でも神岡新道を下っても3-4時間はかかるだろうに。

カールを下りたところに雪渓から流れる沢があった。
水が底をつき喉はカラカラだったので沢に這いつくばい水を飲んだ。
冷たくてうまい!生き延びた~。

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一息ついて小屋へ向かう。
登山道はガレ場にあり○印があちこちに付けられている。
ガスった時はこれでも迷うかもしれない。
カールの周囲はよく似た風景ばかりだから。

長いガレ場が終ったと思えば樹林帯に入っていく。
中は岩を飛び歩く感じで進んで抜けたと思ったら
またガレ場、いつになったら下山できるんだろう。

登山道らしき道に変わりアップダウンが続くが
周囲は見通しが悪く今どこにいるか認識できず不安が募る。
下りきったと思うと一瞬にして視界が開け小屋を確認。
ここまで長かった。


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小屋に到着すると埼玉の男性に会う。
彼は今晩小屋泊まりにしたとか。
ボロ雑巾のような状態で少し離れたテント場へ移動。
そこには、薬師峠キャンプ場にいた外人さんがテン泊していた。

テントを張ってメシを食らうところだが
食べる気力もなくシュラフに入ったまま寝入ってしまった。
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by mido811 | 2013-10-06 18:34 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(2)
雨男、五郎に双六、笠はなし-2
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【北アルプス/折立-黒部五郎-三俣・双六・新穂高縦走山行】
9/15 15:20名神高槻バス停⇒19:35富山駅前着(富山地鉄ホテル泊)
9/16  6:25富山駅前(バス)⇒8:10折立着⇒非難小屋⇒折立キャンプ場(幕営)
9/17  8:23折立発⇒10:32三角点⇒12:34五光岩⇒14:18太郎平小屋⇒15:00薬師峠キャンプ場(幕営)
9/18  6:40薬師峠キャンプ場⇒7:05太郎平小屋⇒7:14太郎山分岐⇒9:02神岡新道分岐
    ⇒9:12北ノ俣岳着⇒10:12赤木岳⇒11:33中俣乗越⇒14:13黒部五郎山頂着
    ⇒16:40黒部五郎小舎キャンプ場(カール経由)
9/19 7:00黒部五郎キャンプ場⇒9:05黒部乗越⇒9:40三俣巻道分岐⇒10:45三俣蓮華岳着
    ⇒12:45双六分岐⇒14:02双六岳山頂着⇒14:55中道分岐⇒15:37双六小屋キャンプ場(幕営)
9/20  6:40双六小屋キャンプ場⇒6:40花見平⇒8:40弓折岳⇒9:35鏡平山荘⇒11:05シシウドケ原
    ⇒12:17秩父沢⇒13:03小池新道入口⇒13:24わさび平小屋⇒13:51笠新道登山口
    14:38林道ゲート⇒14;46新穂高ロープーウェイ⇒16:03(高山行バス)⇒17:35高山駅
    18:55JR高山発(名古屋行特急ひだ)⇒21:34JR名古屋(新幹線)⇒22:15JR京都
    22:35JR高槻



9月17日(水)
一日遅れで計画開始。
昨晩は19:00に就寝。気がつけば隣の撤収の音で目覚めた。
やはり芝生のテントサイトは寝心地バツグン。
埼玉の彼は早々出発準備のようだ。

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今回のテーマである「快適な睡眠のあくなき探求」のために防寒準備した結果
サーマレストの「ZLITE」は効果抜群、今までエアマットで凍えそうになっていたのは
何だったんだろうと思うほど。続いて、モンベル「暖パンツ」は
ダウンジャケットと併用し敢えて靴下を脱いで寝てみたがこちらも
汗をかきそうな暖かさ。暖パンは高いけどパフォーマンスは高いと思った。
残る小型カイロは貼るカイロ以下の効果で
期待を大きく裏切られる結果となった。
あくまでも個人の見解。
だが朝まで目覚めずにいたということは、マットと暖パンだけでもシュラフの
補完ができたことになる。

埼玉の彼を見送ってノンビリ撤収し
昨日お世話になった非難小屋兼トイレに別れを告げ
誰もいない登山口を8:30に出発。



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登山道はいく筋も水が流れた跡が残り
下山者が言っていた川のようだったを容易に想像できた。
しかし、木々の間から覗く富山市内の風景は青空を背景に穏やかだった。
登り始めて1時間以上経過したところでお馴染みの「アラレちゃん」とご対面。
ここで出発時にお湯を注いでおいたアルファ米の赤飯で朝食を摂る。



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10:30には三角点に到着。
既に数名の登山者が休憩中。
その中の一人が「あれは、どう見ても剱岳だ」ともらす。
どれどれ見ると、確かにギザギザの岩峰、そうすると手前は立山連峰
横は大日三山、ということはなだらかなところは室堂か。
台風一過とは、こういうことを言うのか。
オレも経験でようやく山座同定できるようになったもんだ。


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大休憩後、再び歩き始める。
ガレた坂道を登りつめると稜線にでる。
遮るものはなく振り返ると有峰湖が一望。
それにしてもザックが重い。中身はいつもと変わらないのだが
変わったのは自分の体重とカメラだ。これが共に重い。
太陽がまともに照りつけ体力も奪われていく。
とうとう近くのベンチに腰掛しばらく休憩となる。


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後から来た登山者に何人抜かされただろう。
中には時間的に見て「これから下山ですか?」と聞く者もいるくらい
登るペースが遅いのだった。
いつもより水を飲む量も多いし体はバテきっていた。
しかし、ゆっくりだけど進んでいくと白い山容が飛び込む。
それは久しぶりの薬師岳の山容であった。
おまけに今日は山頂と薬師小屋まで肉眼でみえる。


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この形容しがたい興奮がエネルギーに変わっていく。
人間はよくできたもんで物理的に困窮していても
アドレナリンというわからん分泌で補完する。
裾野では草紅葉も始まりコントラストも素晴らしい。
そこからはペースも上がり重い足も歩が進むようになる。


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太郎平小屋の姿が近づくと登山道は木道に変わった。
自然保護のためだ。
木道を進むと急に叫び声ともつかない声がした。
相手もひるんだようだが、こちらもビックリだ。
なんと木道から雷鳥のツガイが飛び出してきた。
こんなところで遭遇とは・・・。
まさか明日は雨とちゃうやろな!

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そして、長い道のりだったがヘトヘトになってようやく
太郎平小屋に到着。
着くまでの間は「絶対着いたら小屋のラーメンを食ってやる」と息巻いていたが
いざ着いてみるとラーメンどころではない「コーラちょうだい」と小屋に駆け込む。


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冷えたコーラが体にしみる。
目の前には薬師岳、水晶、黒部五郎、とアルプスの名峰が展望でき
写真でもなく絵画でもない生のド迫力を堪能する。
そして、持参した重いカメラで無法松の一生ではないが
暴れ太鼓封に山々を撮りまくるで~


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小屋で缶ビールを購入し少し離れたテント場へ向かう。
テン場へ向かう途中に見える槍ヶ岳の頭も素晴らしい。
夕時になると穂先が夕日で染まる。幸せ~
テント場には既に数張りのテントがあった。


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以前来た時は張る場所もないくらいの盛況で平地では張れなかったが
今日は嘘みたいに広陵として選び放題である。
だが、この余裕こそが山旅を豪華にするように思えてくる。
例の埼玉の彼は太郎山が正面に見える場所を選び
スケッッチブックで風景を描いている最中だ。


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平らな場所を優先した結果、単独女子が張るテントの横を選択。
決して女子目立てではないことを申し上げておく。
17:00には今日の夕飯である棒ラーメンのアレンジ風と
缶ビールで山々に乾杯し19:00に就寝。
夜空を見るつもりが今夜も疲れきって熟睡しそうな夜だった。


・・・・つづく
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by mido811 | 2013-10-05 15:36 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(0)
雨男、五郎に双六、笠はなし-1
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【北アルプス/折立-黒部五郎-三俣・双六・新穂高縦走山行】
9/15 15:20名神高槻バス停⇒19:35富山駅前着(富山地鉄ホテル泊)
9/16  6:25富山駅前(バス)⇒8:10折立着⇒非難小屋⇒折立キャンプ場(幕営)

9/17  8:23折立発⇒10:32三角点⇒12:34五光岩⇒14:18太郎平小屋⇒15:00薬師峠キャンプ場(幕営)
9/18  6:40薬師峠キャンプ場⇒7:05太郎平小屋⇒7:14太郎山分岐⇒9:02神岡新道分岐
    ⇒9:12北ノ俣岳着⇒10:12赤木岳⇒11:33中俣乗越⇒14:13黒部五郎山頂着
    ⇒16:40黒部五郎小舎キャンプ場(カール経由)
9/19 7:00黒部五郎キャンプ場⇒9:05黒部乗越⇒9:40三俣巻道分岐⇒10:45三俣蓮華岳着
    ⇒12:45双六分岐⇒14:02双六岳山頂着⇒14:55中道分岐⇒15:37双六小屋キャンプ場(幕営)
9/20  6:40双六小屋キャンプ場⇒6:40花見平⇒8:40弓折岳⇒9:35鏡平山荘⇒11:05シシウドケ原
    ⇒12:17秩父沢⇒13:03小池新道入口⇒13:24わさび平小屋⇒13:51笠新道登山口
    14:38林道ゲート⇒14;46新穂高ロープーウェイ⇒16:03(高山行バス)⇒17:35高山駅
    18:55JR高山発(名古屋行特急ひだ)⇒21:34JR名古屋(新幹線)⇒22:15JR京都
    22:35JR高槻

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9月15日(日)、16日(月)
とうとうこの日がやって来た。
しかし、初っ端からバスチケットを会社へ忘れるというアクシデント発生。
3年というブランクを感じさせる出来事に追い討ちをかけるように台風が襲来だ。
13:30名神高槻バス停へ自宅からタクシーで向う。
名神高速は事故渋滞らしく全線で車が止まっている。バス停には用を足しに
来る者やナビで確認したのか近くのコンビニに買出しへ向うものが次々に車が停車。

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しかし肝心のバスは一向に姿を見せず。
今までの経験から2-30分は平気で遅れてくるので慌てはしないが
さすがに1時間を超えると何も情報が無いことに不安を覚える。
ひょっとしたら通り過ぎたのか?(そこまでゴケちゃいないよ)
結局、1時間10分遅れで富山行きの阪急バスは到着した。

乗車して大津辺りまでは雨が降り続くが八日市を過ぎ福井の手前までは
小康状態が続いたためまさかだが淡い期待を持つ。
だが、福井県に入って以降は見事に淡い期待は消され日本海沿いになると
いかにも台風の雨風となって富山に到着するとどうなるのかだろうと心配になった。

バスは運転手さんの段取りの良さで空いているPAでトイレ休憩を済ませ
70分遅れを30分遅れまでに縮め富山市内に入った。
終着の富山駅に到着すると今までの雨風がウソのように止んでいて
今回の山旅が幸運に恵まれるという確証というより思い込んだ。

富山には駅前にある富山地鉄ホテルに宿泊。
部屋に入るやNHKのデータ放送の雨雲レーダーに釘付けになる。
現地の予報では明日は13:00くらいまで雨が降るものの
ピークは10時くらいで以後は小康状態になるというもの。
その夜はテレビをつけっ放しにして就寝。

さて、登山当日16日(月)がやってきた。
窓にはたたきつけるような雨が・・・。
天気予報では大雨洪水、土砂崩れ等々の警報が目白押しだ。
これではバスは運休かと思っていた。
駅前のバス乗り場へ急ぐと何と既にバスが待機し
バスの車掌が予約者リストをチェックしながら乗車を促していた。

自分を含め乗車はたったの5名。
1-2名を除きベテランっぽい風貌の登山者ばかり。
こんな時に来るのはよっぽど変っている。
バスも折立への林道が通行止めでないという理由から通常運行するらしい。
こちらもまた変ってる。
登山者の汚れを嫌ってかオンボロバスだが、運転手はベテランのようで
手馴れた運転でガンガン進み定刻よりも早く折立に到着した。

雨は予報とおり時間の経過と共に強くなりはじめた。
一旦、折立の非難小屋へ向かい降雨のピークである10時まで待つことにした。
しかし、自分と埼玉から来たKさん以外は姿がなくそのまま登ったと見られる。
小屋には、下山者が次々と駆け込んで来る。
富山までタクシーは16,000円程度かかるので乗車できる人数でグループをつくり
下山して来るのだった。当然、山の状況はその人たちを見れば一目瞭然だ。
全身ぬれネズミで、靴を脱げば水が一気に流れ出る。
過去、白馬縦走の時に台風を経験をしているので正直同じ目には遭いたくない。

ポケットラジオで台風情報を収集すると京都の桂川が氾濫している?らしい。
これだけでも尋常でない状況が察知できた。
北陸では金沢市内の川が氾濫しかけているようだが、よくバスが走ったもんだと改めて感心する。
ピークの10時を過ぎ雨は小康状態になるどころか風も雨も逆に強くなり始めた。
ラジオの情報では台風が日本海側に停滞している秋雨前線を刺激し今日いっぱいは
雨になると予報が変わった。

最初、埼玉のKさんと雨が続けば非難小屋で一泊もありだねと言っていたが
冗談がどんどん本気になってきた。
そこにデンジャラスな知らせが入った。
バスを富山まで運行するので非難小屋の鍵を閉めるから出て行って欲しいといわれる。
ここは管理人がいない代わりにバスの運転手が鍵を管理しているのだ。

この非常時によくそんなことが言えたもんだ。
だったら何のための非難小屋なのだ?と目が訴えていたのだろう。
その運転手は「気の毒だから富山から折り返して帰って来るまで空けておく」と言ってくれた。
と言っても富山行きのバスの出発時刻14:00までだが・・・。

相変らず天候は一向に変わらない。
12:30をまわりバスが富山を折り返して帰ってきた。
そこへ関係者か12:00現在累計降水量が70mlを超えたことを告げにきたようだ。
ついでに80mlが制限降水量らしくそのときは林道を通行止めにするらしい。
ということは、14:00に出発するバスは微妙になる。
13:30再び関係者が来て80mlを超えたことを告げにきた。
バスや下山する車は、国交省の事務所で待機になるらしい。
おまけに非難小屋は閉鎖し我々は追い出されることになった。

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さて、どうする。
しかし、埼玉のKさんはするどかった。
既に先読みし次に非難する場所を確認。ついでにテント場も確認していた。
移動先はテント場のトイレである。
中には腰掛けられそうな長椅子、入口にはシャッターが完備していた。
暫くすると、どこからか松本から車できたという登山者が現れた。
事情を説明すると我々を気遣うかのように山の話で盛り上がり
あっという間に16:00を過ぎていた。
16:30先程の天候が小康状態になりやがて雲が切れ始め青空がのぞく。
17:00をまわると今度は日が差し始め周囲を明るく照らした。


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松本から来た登山者は自分の車に戻り
我々は、芝生でフカフカの折立キャンプ場に幕営準備に取り掛かった。
それからも下山者はいたが、80mlの降水量が直ぐに減少するわけでもなく
結局、国交省の事務所に連れて行かれた。


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もちろん我々は、被害もなく折立キャンプ場で安らかな夜を迎え
明日に備えることとなった。

・・・続く。
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by mido811 | 2013-09-23 20:46 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(0)
雨男、五郎に双六、笠はなし。
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2013年9月21日(土)

昨日、高山から無事帰宅しました。
初日の台風直撃から一転快晴になり申し分ない縦走でしたが
体力、いや運動不足で今回のメインともいえる笠ケ岳を断念
せざるを得ず計画途中で下山となりました。

初日の折立行きバスに乗車したのは5名。
うち3名は強行突破。
残る2名は避難小屋で待機する選択となりました。

その2名とは私と埼玉から来たKさんです。
後で知ったのですが、3名のうち1名は低体温症で動けなくなり
下山者の通報で富山県警山岳救助隊に救助されたそうです。
また、五郎から太郎平に向う予定だった60歳の女性が予定時間に
到着せず山岳救助隊が出動したところ這松に吹き飛ばされていたそうです。

避難小屋で待機している間、太郎平や薬師沢からの下山者が
次々と到着して来ますが、皆ズブ濡れ状態で登山靴を脱ぐと
溜まっていた水が流れ出てきます。
登山道は、川状態だったようです。

12:30には累計降水量が70mLを超え13:00に80mLに達したため
折立への通行が禁止されました。14:00出発の富山行きバスに
運よく乗車できた男性は気の毒ですが近くの道路管理事務所で
解除まで待機させられました。

これら一部始終を見てきたKさんとは黒部五郎までご一緒することになるのですが
山っていいですよね。
不安な時間を一緒に過ごしたということもあるのでしょうが
出会えた記念にと自分で描いた標題の絵葉書をいただきました。

日頃の行いでしょうか?連日快晴。
もう雨男なんて言わさへんぞ!と
これまでの経験もあって周囲の山々を山座同定でき楽しさも倍増です。
太郎平までは剱岳、立山、大日、室堂、そして薬師の大展望。
黒部五郎から以降は、槍ヶ岳、水晶、鷲羽、赤石、雲の平、祖父、
穂高、笠、そして八ヶ岳に白山、焼岳に乗鞍、御岳を展望する空中散歩。
最終日には鏡平で逆さ槍を見ることが出来ました。

笠を断念したのは悔やまれましたが、快晴の大展望に満足の山旅でした。
山はやはり快晴が一番でんなぁ。

詳細は追ってルポします。
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by mido811 | 2013-09-21 21:42 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(4)
台風直下に富山へ出発です。
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2013年9月15日(日)

これから富山へ出発します。
この一週間怒涛のような毎日でした。

しかし、その影響からか初っ端からやらかしました~。
乗車するバスチケットを会社の鞄に入れたままだったのです。
気が付いても後の祭り。
会社は休日でロックされて入れないし。
無理やり入っても後始末が大変だし。(会社員だったらわかるよね)

直ぐにバス会社へ連絡したけど既に受付終了。お~万事急須!
やきもきしながらも先程バス会社に連絡が取れバス代を新たに支払い
代わりに「二重購入証明書」を発行してもらう。
今回は「発車オーライネット」経由で購入したため
後日、JTBへ証明書と忘れたチケットを東京の担当窓口へ郵送。
指定口座へ手数料を差し引かれ返金されるらしいです。
まっ怪我の功名といいますか、何事も経験ですねとポジティブシンキングで。

約3年ぶりのアルプス縦走。それも最長期間。(ドキドキです。)
パッキングする前段階で持参するものが後追いで次々にでるもんだから
帰宅途中、毎日のように各登山ショップへ通うしまつでした。
それも昨日ようやくパッキング完了。
さすがに4泊だと重量が半端でない。
重量の要因は食料と衣料かな。これで水が入ったらどうなんねん?
朝・晩は自炊、昼は行動食か小屋で食べる予定ですがそれでもそれなりの重量です。

肝心のお天気ですが今日は富山泊まりなのでノープロブレムですが
問題は明日。
先ず、富山から折立行きのバスが運行されるのか。
折立から太郎平までを登攀できる状況にあるか。
台風の雨がどの程度なのか。
最悪は、折立にテント泊か太郎平小屋に泊まることも想定しています。
なにせ折立へのアクセスが土・日・祝だけなので・・。
まっ、暫くは天気予報に釘付け状態です。

この台風を乗り切れば、台風一過の通り好天が望まれますので
この一日を過ごせればと逆に期待は膨らんでいます。
予想通り9日あたりから霜がおりたそうで防寒対策は効を奏しそうです。
台風よ一気通貫で行ってちょうだい。(半澤直樹に出てくる金融庁の黒崎風で)

では、いってきま~す。
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by mido811 | 2013-09-15 10:57 | 北ア・五郎~×笠縦走 | Comments(2)