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雨男、行者還岳に登る。 その1
前日からの天気予報は快晴。
5/20(日)快晴を期待して大峰山系”行者還岳”に行って来ました。
早朝4時に自宅を出発、本日はR169から林道R309に入り行者還トンネル東口
に向かい登る予定でしたが、東口には誰も居らず心細くなったので西口へ移動することに。
案の定、西口は各地からの車で満車。
空いているところを探し何とか駐車できたものの、天候が快晴どころか大荒れで
寒さと強風と濃霧に苛まれることとなる。
7時過ぎに現地出発、木製の橋を渡り根っこだらけの急登に取りつく。
八経ケ岳に向かった時のように奥駆出合までは根っこだらけの階段状をひたすら
登るのだが、強風に煽られ入山を拒むかのようだ。風に向かって進むが強風で
体温が奪われていく。周りの視界は濃霧で見えず気分が益々ブルーになってくる。
恐るべし大峰山系!

奥駆出合に到着すると八経ケ岳へ向かう団体さんが休憩中。
僅かなスペースに荷物を下ろしこちらも休憩していると、あっという間に
誰もいなくなった。今のところ行者還岳方向へ向かう者は誰一人確認出来ずだ。
八経ケ岳とは反対に歩き始めると”クサタチバナ”の緑鮮やかな風景があり
笹道を抜けると朽ちた避難小屋跡に到着。相変わらず強風というより轟音たくましい
嵐で熊の襲撃を受けてはなるまいと鈴を振りながら歩く。

倒木と濃霧が幻想的な大峰奥駆道を演出してくれる。
クサタチバナの群生を縫うように道が続くとヤマシャクヤクに出逢う。
寒さのせいか未だツボミだ。その横にはトリカブトの群生、こちらも未だ咲いていない。
途中、鹿避けと思うがネットで覆われた所を通り過ぎると新緑に満ちたブナ林に
入っていく。右を見ると僅かながら霧が晴れ台高の山々が見え隠れするが
快晴だったらどれ程美しかったであろうかと悔やみながら進むと真新しい
ロッジ風の小屋が現れる。行者還小屋である。
頂上へ向かう前にここで大休憩とした。

雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23361091.jpg
↑行者還トンネル西口登山口
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23364544.jpg
↑名物?三角橋。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23381484.jpg
↑11月に比べると緑に覆われています。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_2339112.jpg
↑急登が始まるが寒さのせいか息が上がって調子がでない。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23392685.jpg
↑ツルツル滑る根っこの階段が奥駆出合まで続く。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23405996.jpg
↑濃霧の奥駆出合。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_2341391.jpg
↑出合から行者還方面へ向かうとクサタチバナの緑鮮やかな風景が飛び込んでくる。




雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_2342203.jpg
↑行場である”一ノ多和”に到着。横には廃墟となった小屋がある。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23431319.jpg
↑倒木と濃霧、奥駆道らしい光景が続く。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23465132.jpg
↑これは何でしょうか?ツボミをつけています。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23475365.jpg
↑かろうじて一輪だけ花が開いていました。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23435744.jpg
↑バイケイソウの群生地を抜けていく。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23441646.jpg
↑右の土手を上がると濃霧に覆われた台高の山々が見渡せる。
雨男、行者還岳に登る。 その1_f0073587_23442491.jpg
↑真新しく綺麗な行者還小屋。中に入ると誰もいなかったのは良かったが寒くて寒くて・・・
by mido811 | 2007-05-22 22:54 | 大峰・行者還岳 | Comments(2)
Commented by カモシカ at 2007-05-30 15:35 x
おせっかいですみません。写真の「クサタチバナ」と書いているのは、バイケイソウの群生です。確かにクサタチバナはこの行者還岳近くに一箇所だけ群生している所があります。花は多分6月ごろと思います。
Commented by mido811 at 2007-06-07 00:23
カモシカさん、こんばんは!!
ご指摘有り難うございます。仰るとおり「クサタチバナ」も知らず
思いこみで書いてました。「バイケイソウ」の間違いです。
6月には”八経ケ岳”あたりに行ってみたいのですが・・・


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