人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2014年佐渡練 佐渡総監督感動の涙
2014年佐渡練 佐渡総監督感動の涙_f0073587_23325143.jpg



2014年12月1日(月)

今日から12月です。
朝から列車トラブルやらでぎゅうぎゅう詰めにされるは
大幅に出勤が遅れるはで散々でした。

しかし、今日はクラス合同で練習する通称「佐渡練」の日。
早めに仕事を片付けたのですが退社する時間になって仕事上のトラブル発生。
それでも何とか18:30に会社を出て会場である尼崎の”あましんアルカイックホール”には
19:00過ぎに到着。何とか間に合いました。奇跡です。
2014年佐渡練 佐渡総監督感動の涙_f0073587_126586.jpg

わが「淀屋橋B」とご一緒いただくのは「天満橋」「森ノ宮4」「西宮1」「大津」の各クラスざっと1,500名。
そして今日が「佐渡練」最後の日だそうです。
空いている席をみつけ無理矢理進入します。こうなったら入ったモン勝ち!直ぐ側にはソプラノさんです。

先ずは、松原先生の発声練習から始まりました。
ハミング調の発声練習や唇をブルブル震わせての発声練習は初体験でした。
軽くアゴの筋肉をほぐしたところで総監督佐渡さんが登場。
最近ダイエットして絞ったせいで見栄えが以前よりよくなった感じ。

今年の万九は、東京クラスはクラスも増えて総勢1,500名だとか。
そこに新設の名古屋クラスや東北合唱団が入られるので全国規模のイベントになったと紹介があった。
参加者の最高齢は95歳だそうです。万九は長寿の源かもです。
また、佐渡さんは今回で16回目。最初は総監督を引き受けるのが嫌だったそうです。
話は東日本大震災に移り、当時日本を応援する意味でケルン交響楽団とデュッセルドルフ交響楽団
が合同で第九演奏を計画、指揮を依頼されたそうです。第九演奏が終了すると沈黙があって、観客全員が黙祷を
ささげたことに凄くインパクトを受け東北合唱団に繋がった説明されました。
今回もオーケストラは兵庫県立芸術楽団とケルン交響楽団から20名が来日し演奏するそうです。

お話が終わったところで、第九のレッスンに入ります。
ピアノ伴奏は甲斐先生でした。
1)雄叫びの”フロイデ”は巻き舌で元気よくと激が飛びます。

2)”D”をいきなり歌うとテノールの一部の方々が興奮状態(大声)で歌っていたので
  佐渡さんが思わず興奮しすぎて急ぎ気味になっているといさめる。
  (お隣同士手をつないでリズムを感じあいます)

3)”E”ではバスのJaに続くテノールのJa Wer~のテンポが悪いと指摘される。
  290章節からwei-nend sich aus die-sem bundまでしっかりdimすること。
  (サンタの格好をしたソプラノ2人をみつけ佐渡さんがいじる)

4)”G”は1よりも2を強くしてビート感を出す。裏の裏の音をしっかり歌う。
  ソプラノ・テノールが難しい部分を歌うのでバスやアルトがしっかり支えること。
  Kus-seの出だしは間奏時にチューの口で待っていること。
  329章節vor Gottは窒息しないよう適当にブレス、最後はフォール ゴォッツで合わせる。
  (BGMに葬送行進曲を甲斐先生がピアノ演奏)

5)411章節Lau-fet~はつま先立ちして歌うような軽やかさをイメージする。
  歌詞の中にあるBahnとは道のことからピアノでMyWayが流れる。(ベタやな~)
  最後は恒例の男性陣が肩を組んで歌いました。

6)ここで事件です。
 いきなり”M”を歌った後、佐渡さんが「すばらしい」と言って声を詰まらせた。 
 松田聖子ばりの芝居か?或いは歳とって涙もろくなったのかと思っていたところ、
 いやいやどうもそうではなさそう。本当に感動して声がウルウル状態になってます。
 ソプラノ席からも「どうしたん?」「何があったの?」とこちらが困惑してました。
 佐渡さん曰く、「M」のサビにはストーリーがある。万九には10,000通りの
 ストーリーがあって参加者が同じ歌声を重ね合わせることでフロイデになるのだと。

7)595章節Seid um-schlun-gen~ ソプラノは光が射すように言葉の変わり目をしっかりと。
  アルトはスピードと明るさをもって歌う。
  男性のユニゾンをアルト・ソプラノの声で天使に囲まれているイメージ。
  623章節のムース(MUSTの意味)のSをしっかり歌う。

8)631章節Ihr-sturzt~
  nie-derの部分は慌てず優しく歌うこと。 
  MillionenははっきりとAh nestではソプラノは息を止めない。テノールは毛穴から
  愛情がでるように慈悲深い音つくりを。
  Suchは細く静かにハミング。

9)655章節フーガにいきなり入るが指摘はなく概ね評価は良。
  ただし、全く違う音が混ざり合うので混ざらないようにすること。
  アルトはSeidは抜けないように(オバサンらしい声で?)
  ソプラノはスピード感をもて小刻みに。
  テノールはビート感を失わないように。
  バスはリズム感を崩さないこと。

10)”R”ではバスはIhr sturzt~の長さを合わせること。
   テノールはAh nestの音が大きくならないように。
   このパートはバスとテノールが暗黒の闇をつくるとアルトが明るく開いていくと
   その先にはBruder!がある。

11)782章節のDei ne Zauberは嬉しそうにもっともっと嬉しそうに歌う。
   だから「佐渡の第九は厄払い」と呼ばれているそうです。名言かも・・・
   806章節のAlle Menschenはシンコペーションします。

12)855章節Seid um schlungen~は野球の応援団のようにビートを揃える。
   (かっ飛ばせ~ △△△みたいに)
   863章節のBruderは音程を無視しても大きな声で歌いましょう。

あっという間の1時間30分。
瞬く間にレッスンが終わっていました。

会場を出るとノリさんとMU3にお会いできました。
ノリさんは皆さんと飲み会だとか。
私は月曜日でもあり早々に引き上げることにしました。

残すはリハーサルとゲネプロ、本番の3回。
後は悔いを残さないよう自分の第九を歌い上げるのみです。頑張りましょう!
by mido811 | 2014-12-02 01:28 | 一万人の第九 | Comments(6)
Commented at 2014-12-03 02:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mido811 at 2014-12-04 00:50
happaさんへ
こんばんは。日ごとに寒さが募ります。
佐渡練では珍しくメモってみました。普段はメモなんか取らないんですけどね。

「だるま」「551」をチェックされたんですね。ちなみに「だるま」はタレントの赤井秀和さんが先代の主人が店をたたむというので
ボクシング時代の後輩にむりやり継がせた店です。今では大流行で本店では長蛇の列ができています。

先日のコメントで「私達には想像がつかない・・・」と書いたことで誤解を招いていないか或いは傷つけていないかと心配していました。
震災についてはメディアとか人伝え(第九仲間の方で仙台の実家が被災)で情報を得ていますが、残念ながら私自身現地へ行ったわけではなく
皆さんのお気持ちをちゃんと理解するに至っていないというつもりで書かせていただきました。
合唱団のみなさんが私達以上に深く重いいろんな思いを抱えておられるというのは当然のことだと思います。
痛みを分かち合うなんて大それたことを言うつもりはありませんが、唯一できることは皆さんと声を重ねあい一瞬でもフロイデになることだと思っています。

天気予報ではリハーサル、本番の日は晴れマークですが一番冷え込むようです。東北の厳しさ程ではないと思いますが温かくしてお越しください。
座席が決まっていないようですが、私が居るアリーナ席へ行くには座席チケットを提示する必要があり通してもらえない可能性があります。
ですので、happaさんの座席がわかる様であれば事前にお知らせくださいね。こちらから伺いますので・・・

あと少しですが、お体ご自愛のください。
Commented at 2014-12-04 21:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mido811 at 2014-12-05 00:26
mocoさんへ
こちらこそ先日は楽しい時間を過ごさせていただき有難うございました。
機会があれば一緒に山へ行きましょう。
先日メールをいただいたんですか!大変失礼しました!
でも残念ながら届いてなかったんですよ~。アドレスが間違ってんのかもです。ゴメンナサイ・・・調べてみます。

先日の「佐渡練」に参加されてたんですね。
佐渡さんもさることながら集まった人達も熱いよね~。
特にあの日は皆さん上手かったと思います。指導にも順応できてたし佐渡さんも感動して泣いてたし。
mocoさんも「佐渡練」でウルウルきてたら本番は大変ですぞ。

私なんか恥ずかしいけど、最後のフロイデ シェーネルで毎回ウルウルきて歌えなくなるので
冷静に坦々と歌うように心がけるんですが感情が昂揚してあきませんね。結局、ぐっと堪えて声なき声で最後は締めくくってます。(カッコ悪)
今年こそ最後のサビは大きな声出して歌いたいと思いますが・・・やっぱアカンやろな~。

清原先生クラスの打上げに参加されるんですね。残念ですが私は参加しないんです。
打上げ大いに楽しんで来てください。本番後は、もう一回いや何度でも第九が歌いたくなってると思います。きっと
本番での感動、そして一緒に過ごしたクラスの方々と歓びを分かちあってください。
多分、これを体験すると来年も出たいと思っちゃいますから。

では、あと1日ですがお体ご自愛ください。
そして悔いのないよう第九が歌えることを願っています。

Commented at 2014-12-05 23:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mido811 at 2014-12-06 05:48
mocoさんへ

メールを拝見でき嬉しいです。興奮が伝わってきますね。
岩脇山もリンクのとおり登ったことがあります。ススキと紅葉が素晴らしかったのを覚えています。
代わりに行かれた弘川寺で紅葉の絨毯が見れたのはラッキーでしたね。紅葉もそうですが、ドンピシャのタイミングに出会うことが難しいですから。

前回言うのが途中になりましたが、私がテント担いで山へ行こうと思ったのは当ブログのリンクにある「ビスタ~リ ビスタ~リ」というhpに出会ったからです。
管理人のビスコさんのユーモアたっぷりの文章とイラストにはひきつけられます。もちろん山に関しては色々参考になることが多く今でも参考にしています。
文章のセンスをかわれてか以前は「野生時代」という月刊誌に「登ったり下ったり」というイマイチのタイトルでしたがコラムを連載されていました。
ためしに一度読んでみてください。プロフィールはじめ女テント道?なんか最高です。

ブログにもコメントをいただき有難うございます。
感動が感情を揺さぶるんですよ、多分。あと最後のザイトウムシュルンゲン~エリージムまでなんかは、ロックですよクラシックのROCK!
佐渡さんの第九は誰よりも早いテンポがROCKを感じさせるのか、ティンパニーなんかもドンシャカど派手に叩くしね。
あとは本番のお楽しみ。先ずは体験してみてください。
お互いに頑張りましょう。


<< 今日の城ホール 一万人の第九 大阪Bクラスレッ... >>