伊吹山レポの続きです。
山頂は未だ遥か遠くだが、一歩一歩の積重ねで到達できるできないの
勝負になる。何事も”継続は力なり”を実感できる場面だ。
雪道はトレースが固まり相変わらず歩きにくい。
それまでアウター代わりのレインウェアを脱いでいたが
6合目の避難小屋辺りまで来ると風が強まり寒さから着ることにした。
傾斜がきつくなり息が上がる。
おまけに風が強く喉が乾いて持参したスポーツドリンクを飲む。
汗まみれの体には、これがよく冷えてうまい。
後方からハーハーゼーゼーと喘ぐ声がすると思えば
ボードを背負ったお兄さんが、等間隔で自分の後に付いていた。
トレースのないところからスキーヤーが次々に滑空し始める。
あの傾斜から滑る気持ちはいかばかりか?一度経験してみたいもの。
頂上付近からは、下山者が滑るように降りていく。
そして、ようやく頂上尾根付近に到達。
後方のお兄さんさんと共に「お疲れさん!」と声を掛け合い
互いの健闘を讃えた。
頂上付近は強風と白銀の世界が広がる。
到達した者だけが味わえる世界でもある。
暫く進むと雪で覆われ妖怪屋敷に変わった頂上避難小屋に到着。
さすがに強風で芯から冷えじっとしているのが辛い。
避難小屋の中は狭くて数名が食事をしていたが窮屈なので外へ出た。
視界は悪く展望が利かない。
日本武尊像周辺を散策してみた。
茶店周辺も雪で埋まっていた。
長く留まれる状況ではないので山頂とはお別れ。
早々に下山準備に取り掛かった。次回に続く。