人気ブログランキング | 話題のタグを見る
雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1
雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21394135.jpg
   ■行者小屋手前より赤岳を望む。


【コース】
7/17(土) 22:40名神高槻バス停(甲府行近鉄高速バス)
7/18(日)  5:40小淵沢IC着(徒歩移動)→6:07JR小淵沢駅→6:46JR小淵沢駅発→7:07JR茅野駅着
       →8:30JR茅野駅発(諏訪バス)→9:27着美濃戸9:43発→10:26山のこ村
       →10:41美濃戸山荘→14:10行者小屋


北、中央、南とアルプスをひとなめしたので、今年は残る八ヶ岳から夏山スタート。
避暑、別荘、柳生博、これが私の八ヶ岳のイメージ。
実際に行ってみるとイメージ通りであり、幅広い世代に愛される山であった。
特に、山女ブームもあってお嬢さん達のファッションが暗い山のイメージを
一気に払拭するかのようで、見る側としてはこの上もない喜びである。

さて、八ヶ岳へのアクセスについては関西発信のBlogを参考にした。
本来であれば、阪急バスの茅野行或いはJRを使うところだが
甲府行の高速バスで小淵沢ICで下車し徒歩で15分歩くとJR小淵沢駅に
移動でき美濃戸行バスの乗車口であるJR茅野駅へは4つ目なので
非常に効率よし。ただ不安だったのが小淵沢ICからJR小淵沢駅の移動だった。
事前にICの拡大MAPを持っていて正解だったが、下車したレーンとは反対のレーンに
向かうように高架をくぐり左折、道なりに歩いて大阪・名古屋方面高速バス停の看板
があれば右折して道なりに行くとJRの高架を渡りきり左折してしばらくすると小淵沢駅に到着。
迷わなければ15分程度でいけるはず。尚、帰路も小淵沢ICを利用したが街灯が少なく
女性には徒歩はお勧めできません。1メータでもタクシーが安全かも。

では、ルポですがいつものように名神高速高槻バス停より甲府行高速バスに乗車。
いつものように缶ビールを飲んで眠りについて目を覚ますと小淵沢ICに到着。
小渕沢ではザック持ちが4人降車。誰もいない道をただひとり小淵沢駅に向かって歩く。
小渕沢駅でも人に会わず6:46発に乗車し茅野駅へ向かった。
茅野駅到着もバス発車まで1時間30分、バスセンターで切符を買うついでに
帰路美濃戸から入浴できる所を尋ねると、バス路線途中にある樅の木山荘で入浴
でき美濃戸発最終バスで樅の木山荘に行っても1時遅れの別路線のバスで茅野駅に
戻れることがわかった。

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_2143214.jpg雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21431666.jpg雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21432716.jpg
定刻通りバスは美濃戸に向かうが、乗車したのはたったの6名だけ。
一瞬不安が過ぎったが、美濃戸に近づくと周辺にある別荘地の道路まで片側駐車
する車で埋め尽くされ、美濃戸に到着すると人で埋め尽くされていた。
登山計画書を提出し、前にある八ヶ岳山荘でチップ(100円)イントイレを使って
いざ出陣である。

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_214437100.jpg雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21444835.jpg
実は、八ヶ岳山荘周辺の駐車代は500円なのだが、この先の美濃戸山荘周辺の
駐車代は、行くまでに車の腹をこする危険を伴いながらも1,000円となる。
われわれバス利用者には関係ないことだが、シラビソの林の中を歩き始めるが
日差しがきつく直ぐに汗がにじみ始めた。それだけではなく、アブが大発生しており
歩いていてもアブが纏わりついて手の甲に留まると噛まれて痛い。アブと格闘しながら
山のこ村を通過、ここで湧き水をいただき咽を潤す。しばらく歩くと美濃戸山荘に到着。
山荘から北沢(赤岳鉱泉小屋)と南沢(行者小屋)の分岐になり大休憩とした。

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21461016.jpg雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21462694.jpg
雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21464637.jpg
本日に限って言えば、どちらが多いとは言い難く北、南沢ともに大繁盛である。
南沢方面に歩を進めるといきなり沢の音が響き、先日の大雨のせいもあってか
かなりの水量が沢に流れ込んでいた。また、沢から林へ入ると雨が多いのか?
苔蒸した世界が広がり八ヶ岳独特の世界を感じるのだった。しかし、今日はそんな
悠長なことはできない。次から次へと登山者が追ってくると思ったら上からは団体さんが
何十人かが一機に降りてきて登山道は渋滞となった。

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_2150814.jpg雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21502147.jpg
普段と変わらない重量を背負いながらも今日は調子が出ない。というか何だか重く感じる。
運動不足とビールの飲みすぎで体重オーバーのせいだろう。やたらと水を飲み逆に汗が
出すぎてバテている感じだ。かなりの登山者に抜かされたが、体が動かないので休憩を
しながら数m歩くを繰り返しようやく大きな沢に出た。正面は真っ白だったがやがて幕が引かれた
ように赤岳が姿を現した。近くで休んでいた中年のグループも悪ガキが豆鉄砲を食らったように
呆然とその雄姿を眺める姿が印象的だ。

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_2151573.jpg
雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21512441.jpg

赤岳を見ながら岩ゴロの道を進むと行者小屋に到着。既に多くの登山客とテントで
賑わっていた。確か雑誌PEAKSの7月号には行者小屋の特集があったが広々とした
テント場も所狭しとテントが並び、空いているスペースを探すのに一苦労だ。
結局、大学のワンゲル部と大学のOB会のテントの間にマイテントを設置することになった。
しかし、この選択を後程後悔することになるのだが・・・・

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_2156361.jpg雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_21565298.jpg
テントを張り終え、小屋で生ビール(¥800)をグイっとやる、あ~至福の喜び。
夕刻になると雲に覆われた硫黄・横・赤岳が夕日に染まり幻想的な自然が織り成すドラマが
リアルに展開され行者小屋の面々を魅了した。やっぱり来て良かった~と思える瞬間でもあった。

雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_2201841.jpg
雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_228392.jpg
雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走-1_f0073587_2203331.jpg

・・・・・-2に続く
by mido811 | 2010-07-27 22:04 | 南八ヶ岳 | Comments(0)


<< 雨男もびっくり、びーかんの八ヶ... 雨男もびっくり、びーかんの八ヶ岳縦走 >>