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雨男、意外に手強い荒島岳で筋肉痛-2
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      ■リフト終点からはススキに覆われた登山道

【コースと時間】
8:06カドハラスキー場第3駐車場→8:28リフト終点→9:05登山口→10:06白山展望場
→11:04しゃくなげ平→11:07佐開出合→12:11荒島岳山頂13:26→14:08しゃくなげ平
→14:39白山展望場→15:08登山口→15:34リフト終点→15:43スキー場第3駐車場


駐車場に到着するや奥方様に握ってもらったおむすび2個を頬張り出発準備に取りかかる。
駐車場には次々と他府県の車が横付けしていく。飛び石連休とETC割引と好天が重なると
百名山はどこもこんな感じかもしれない。一旦、トイレで用を足しススキが広がるゲレンデへ向かう。

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冷たい風を受けながらいざ出陣!
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続き・・・・

薄いフリースで防寒しコンクリートの急坂を小幅で登っていくがスキー場だけあって傾斜がきつく
ふくらはぎが早くも悲鳴を上げそう。我慢の急登を凌ぎリフトの終点に到着。
登山道への道標はないが、何となくススキに覆われた右方向が登山道らしく滑りやすい
悪路を慎重に登るとようやく登山口の道標が現れた。

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雨が降ったのか登山道は所々水が貯まり粘土層の部分で滑った跡が残っていた。慎重に
歩を進め登ると周囲の木々が色づき始めこれまでの緊張が解けていった。
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雨男、意外に手強い荒島岳で筋肉痛-2_f0073587_16514717.jpg暫くは色づく木々の小径を進むと左手に周囲が見渡せる場所に到着。
杭の上部にはご覧の通り”白山”と記され”山”の真ん中が白山の方向を示し
辿っていくと白山と別山が確認できた。
生憎、今日は霞空でぼんやりとしかその山容を見ることは出来なかったが
雪がほとんどなかったのがもう一つ残念であった。

白山を遠望すると登山道はブナの林を抜けていく。色づいたブナ林に皆な釘付けで
思わず立ち止まる。ブナの紅葉を堪能すると急階段の登りが現れトルク全開モードで
駆け上がらなければならない。しかし気温は上昇し水分を容赦なく奪っていくので
汗が止まらず首に巻いたタオルが汗で重く感じ始めた。階段の急登はこの先連続して
続いた。
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途中、何度か小休止しては水分を補給し行動食を口にした。それにしても直登の急坂が多いなぁ
と文句をいいながらシャクナゲ平に到着した。そこには既に山頂を極めた下山者が休息し私の顔をみては
時計を覗き込んでは首を傾げている。ひょっとしてこの時間に山頂を目指すのは遅いということか?
勝手に想像を巡らし自分で不安を煽り続く登り返しの道を急ぐのであった。

雨男、意外に手強い荒島岳で筋肉痛-2_f0073587_17264468.jpg雨男、意外に手強い荒島岳で筋肉痛-2_f0073587_17291386.jpg

登り返すと前面には壁のように立ちはだかる山が現れた。これって荒島岳かい?ということは
今までのはなに?地図を見ると小荒島岳を必死で登って荒島岳へはこれからが本番だったのだ。
再び急登が始まり補助ロープのお世話になりながら高度を上げていく。

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下山者とすれ違う際に「山頂はまだまだですよ。私も3回騙されましたから・・・」と言われた。
最初は意味が分からなかったが、前に見えるピークを登れば山頂かと思わせるのだが
登ると再びピークが現れ今度こそと思い登ると再びピークが現れ体力的にも精神的にも
消耗しそれらを乗り越えないと山頂へはたどり着かないのだ。
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足は珍しく疲労で動きが鈍るが、ここで負けるわけにはいかず意地で最後は登りきる。
山頂の印である祠を確認できた時は、もう感無量。一時はどうなるかと思ったが
持参した味噌チャンコうどんを食らい生気を取り戻した。いや~意外に手強い山である。

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山頂から本来で有れば白山やアルプスを望むところだが今日は霞んでしっかりと見ることが
できず眼下に広がる大野盆地を目に焼き付け早々に下山することにした。下山後は登山バッチを
求め平成大野屋に立ち寄り福井ICから大山崎ICを経由して無事帰宅した。翌日、足は筋肉痛で
ロボット歩きしかできず重症であった。

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お終い。
by mido811 | 2009-11-02 18:02 | 荒島岳 | Comments(0)


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