明神平でたっぷり休憩した後は、稜線を辿って桧塚へ向かいます。 途中の明神岳からは黄色に色づいたブナ林を抜けるが幻想的な世界に引き込まれそう。 思わず立ち止まって周囲を見渡すが、静寂と色づく空気に覆われ気持ちが癒やされていく。 この森には治癒作用も備えているようだ。 桧塚奧峰の手前から台高山系が見渡せるようになり紅葉で色づいているのが この周辺だけだと分かる。しかし、笹の緑を残し木々は自然の空気で様々な色をつけ 素晴らしいコントラストになる。考えてみると我々以上に昔の人は色彩を感じながら 生きていたのかも知れない。 明神平を横切るように南へ登っていくと三ツ塚分岐に到着。過去のhpを見ると明神岳への分岐が 分からず迷うことがあったようだが、現在はしっかり道標があるので迷うことはないと思う。 後ろから初老のおっちゃん3人組が追ってきて「今日は絶好のカメラ日和やな~」と声を掛けて 抜かしていった。見てても仲がよさそうな3人、幼なじみかな? 至る所にテープや道導がついている。雪でも登山者が多いということかもしれない。 稜線を歩いていると突然標識が現れた。えっ、ここが山頂?標識も見過ごすくらい地味です。 さっきのおっちゃん3人組が記念撮影して楽しそうに盛り上がっていました。 明神岳を数m進むと分岐点に道標がありブナ林へ下っていきます。上から見ているとおっちゃん達が 林に吸い込まれていく感じです。 このブナ林はいい感じです。静寂と秋色の空気に包まれていきます。 ブナ林の後も色づく森を縫うように登山が続き紅葉を満喫。少し明るくなったところで周囲の 山々を見渡せるようになると桧塚奧峰に到着。昼メシタイム!今日は玉子入り塩ラーメンです。 奧峰から次なる桧塚を見ると紅葉に彩られたひょっこりひょうたん島って感じでしょうか? えっ、ひょこりひょうたん島を知らないって? 奧峰から南を見ると笹ケ峰でしょうか?ここも日が射して幻想的です。 桧塚へ向かうと単独行の男性が三脚をたて記念撮影中。そこへ沢屋の人達が登ってきて またまたそこへ2,30名の団体さんが到着。狭い山頂が人で一気に溢れすごすごと退散です。 空を見上げると黒い雲が上空を覆い始め風が吹き始め今にも雨が降りそうです。写真撮影に没頭し 下山する時間配分もすっかり忘れて慌てて下山開始です。幸いにも雨には遭わず下山となりましたが 駐車場にはすっかり人がいなくなっていました。 大又林道を後にしてR166を桜井方面に戻る途中、大和葛城山?に日が沈み素晴らしい夕景が広がった。
by mido811
| 2009-10-25 11:07
| 台高・明神平・桧塚
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Comments(6)
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nori-126 at 2009-10-25 15:31
林の紅葉というのも風情があっていいものですね。日本画をみるようです。明神平は、いいところだと知り合いにも聞くのですが、大阪からは少し遠いので、気軽にはでかけにくいですね。
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mido811 at 2009-10-27 00:37
noriさんへ
ブナ林の紅葉は素晴らしいですよ。空気まで黄色く見えてきます。 大阪からですと登山口まで行くのに一苦労かもしれないですが、一度は 行かれる方が良いと思います。できれば、樹氷時期かな??
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mido811 at 2009-11-28 08:30
福岡さんへ
登山道入口まで車は入れず、相当手前の駐車スペースから登山口まで 歩くことになります。登山口入口から登山道が陥没していますが、残された 両脇のスペースを歩くか或いは陥没したところを歩けば大丈夫です。 あくまでも自己責任であることは忘れないで下さいね。 これから樹氷の季節ですので堪能されることを願っています。
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福岡
at 2009-11-28 16:50
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ありがとうございます 綺麗な写真見て紅葉のシーズンを逃したの悔やみます 役場のホームページにも通行止めって書いてあったので あっさりあきらめてしまいました 初めてなのですが迷う事はないでしょうか
本当に綺麗な紅葉ですね
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mido811 at 2009-11-29 09:22
福岡さんへ
私も初めてでしたが、標識が要所、要所にありましたので迷うことは ありませんでした。紅葉はオススメですので来シーズンはトライしてみて ください!彩色を味わえますよ。 尚、冬~春にかけてはスノートレッキングとしても有名ですが 豪雪地帯ですので経験者と同行の上、事前の準備をお忘れなく。
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